投打の柱・柳田&千賀が躍動! ポストシーズン17連勝でファイナルS進出王手

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

柳田は3回に3ラン、千賀は8回4安打3失点の好投

■ソフトバンク 5ー3 西武(CSファースト・8日・PayPayドーム)

 ソフトバンクがファイナルステージ進出へ王手をかけた。8日、本拠地PayPayドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦。柳田悠岐外野手の3ランなどで先行すると、エースの千賀滉大投手が西武打線を8回まで4安打3失点に封じる好投。そのまま逃げ切って先勝した。

 先制したのはソフトバンク。難敵の高橋光成投手から3回、三森大貴内野手の適時二塁打で先制点を奪うと、なおも2死二、三塁で柳田が右中間ホームランテラス席への3ランを放った。この回大量4点を奪うと、1点差に迫られた6回には周東佑京内野手の適時打で突き放した。

 先発の千賀は立ち上がりから抜群の投球を見せた。4回までノーヒットピッチング。5回に味方のミスも絡んで2点を、6回には森友哉捕手にソロを浴びて1点を失ったものの、8回まで3失点に抑えてリードを守った。9回は守護神のモイネロが締め、先に勝利を掴んだ。

 レギュラーシーズン最終戦でロッテに敗れ、目前のところでリーグ優勝を逃したソフトバンク。その悔しさを晴らすべく臨んだクライマックスシリーズは、まず主砲とエースの活躍で先勝した。これで2019年のクライマックスシリーズからポストシーズン17連勝。オリックスの待ち受けるファイナルステージ進出まであと1勝と王手をかけた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)