松田宣浩&明石健志と「笑って終われるように」 大一番で先発する和田毅の思い

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

マジック「2」で行われる30日の楽天戦に先発する和田

■楽天 ー ソフトバンク(30日・楽天生命パーク)

 リーグ優勝にマジック「2」としているソフトバンクは30日、敵地・楽天生命パークで楽天と対戦する。この日、楽天に勝ち、オリックスが負けるか引き分け、楽天に引き分けてもオリックスが負ければ、2年ぶりのリーグ優勝が決まる。優勝に王手をかけて挑む大一番には、41歳の和田毅投手が先発する。

 優勝がかかる大一番となる可能性を前にしてもベテランは冷静だった。29日の同戦前に「もう本当、いつもと同じです。どんな状況だろうとも大事な試合には変わりはないので、1球1球、投げるだけです。チームが勝てばいいので、行けるところまで、自分の力が尽きるまで投げて、チームの勝ちに結びつけばいい」と淡々と語った。

 かつて共に戦ってきた同志たちに捧ぐ投球にする。残るダイエー戦士2人のうちの1人だった明石健志内野手が今季限りでの現役引退を決断。野手最年長だった松田宣浩内野手は今季限りでチームを退団することになった。2人と長くチームメートとして戦ってきた和田は「同じチームで戦ってきた仲間。最後は共に笑って終われるようにしたいと思いますし、自分もその一員になれるようにしっかりと投げたいと」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)