ガルビス登録抹消は「外国人枠が使えない」 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

グラシアルをスタメンから外し、中村晃と柳町を起用

■ソフトバンク ー 西武(13日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは13日、本拠地PayPayドームで西武と対戦する。12日の首位攻防戦第1ラウンドに勝利し、西武とオリックスと1ゲーム差に。奥村政稔投手が先発するこの日は、藤本博史監督によれば、森唯斗投手もロングリリーフとしてスタンバイ。総力戦で連勝を狙う。

 藤本監督の試合前の一問一答全文は以下の通り。

――連勝中ですが、切り替えて一戦一戦。
「今日ピッチャーおれへんからね。中継ぎを休ませないといかんからね。3連投もあるけど、何とか乗り切らないとしょうがないね、ここは」

――奥村投手はいけるところまで?
「いやいや、今日は森も長いイニング投げる」

――ブルペンデーですか?
「ブルペンデーじゃないけどね。ある程度、森も一応、先発も考えとったんでね。その準備で作ってもらってるんで。本人ともしっかり話し合って、9回のモイネロがハマってるので。彼も当然9回こだわりはあると思ってこっちも慎重にやってたんやけど、ちょっとここにきて先発ピッチャーが足らないってところで、森の先発もどうやという話をしたら、本人はやりたいというんで。今年はないですよ。それだったら長いイニング、オープナーみたいな形でやっていったらどうかなっていう話もしてるんで。今日は森も長いイニングを考えています」

――ゆくゆくの先発を視野に入れて?
「コントロールもいいし、気持ちも強いからね。球も少しずつ速くなってきているんで、そこは選択肢がね。本人のどういうふうにやっていきたいかというところをしっかり、まだ9回にこだわるという気持ちがあるんだったら、当然それを尊重してやっていきたいと思うし。ただ本人はもう今しっかりと投げる、与えられた仕事をするだけですっていう、すごいもう気持ちも高ぶってやってくれてるんで」

「ちょっと話し合ったら、来年以降で先発も視野に入れてやったらどうやという話をしたら、本人はすごいやる気を見せてくれたんでね。一応、今年は先発あるかないかわからんけど、そういう状態の作りをしていこうや、ということで、ちょっと間隔を空けて。今日はもう長いイニングをいってもらうということで、行けるとこまで行くっていう。だから奥村のあとは森、その前に誰かを挟むかもわからないですけどね、その辺は誰かわかんないけど、考えています」

――イニング跨ぎで結果を残したから。
「この間、だからそれを話し合った後に、2回行ってもらったんですよ。じゃないとそんなイニング跨ぎとかしませんよ、中継ぎだけだったら。本人ともうしっかり話ができてるんで、それは本人もやってくれるんじゃないかなと。成功するか失敗するかは、失敗したらこっちの責任やからね。それはもう森に対してどうのこうのじゃないし、失敗したからやっぱりやめとこうということもないと思う。その方向に進んでるってことですね」

――ガルビス選手の姿が見えない。
「どこか行ったかな? いや、レイも中に入れるから外国人枠が使えないから。レイが先発だったら先発の時だけでいいけど、レイを中継ぎに入れてしまったら、ガルビスが入られへんからね。だからもう抹消しました。後半はあるんでね、また後半に向けてちょっともう1回状態上げてくれ、と」

「開幕当初よりは今の方がだいぶ日本の野球に慣れてきて、バットを初球から振っていくとか出来ているんで。まだ後半もあるし、うまくいけばCSもあるし、そういうところにしっかり合わせてくれということでお願いして2軍に行ってもらいました。だから野手を上げるわけでもないです。ピッチャーは1人増やす予定です。中継ぎの強化です。そこはご想像にお任せします」

――グラシアル選手は9月が2割ほど。
「今日はもう外してますよ。ちょっとここまで我慢したけど、やっぱり守備面のところも当然あるんで。本人がもうイライラしてるんで。元々神経質なタイプで、どちらかと言ったら悩んだら、もうずっと悩み続けるタイプやからさ。そこは1回リフレッシュして、ベンチで試合展開見ながら使っていくという形で、状態上がったところでまたスタメンで、と考えています」

――高橋光成投手は柳町選手、中村晃選手が結構打っている。
「2人とも出ますよ。中村が6番、8番が柳町かな」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)