右投手だと使われない…本塁打率は“柳田以上”の鷹ドラ4ルーキーが覆した評価

右腕の井口からホームラン「右になって最後に打たないと正直意味ないかなと思った」

「左から打っていたので、右になって最後に打たないと正直意味ないかなと思った。左だから打てたんだよなみたいな感じで思われるのかなと思って、最後は絶対打とうと思っていきました」。結果で示してみせた。

 この一撃で首脳陣の評価にも変化が生じた。チームは三森大貴内野手、牧原大成内野手、周東佑京内野手と二塁を守れる主力クラスが新型コロナウイルスの影響で不在に。そこの穴を埋める存在として、藤本監督は「今後は右左関係なく使っていこうかなと。右でもこうやってしっかり打てたらね、来週からアタマから使っていこうかなと思っています」と語っていた。

 福岡移転後の最多新人本塁打だった1997年の井口資仁(現ロッテ監督)の8本を抜き、鶴岡氏の球団記録更新にも王手をかけた野村勇。勝負の終盤戦で緊急事態のチームで、重要なキーパーソンとなるかもしれない。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)