和田毅、母校・浜田高の甲子園勝利に「本当に力をもらいました」 14日に先発予定

試合前練習で笑顔を見せるソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】
試合前練習で笑顔を見せるソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】

母校には大量に差し入れ「決勝までいけるだけの量は送らせてもらいました」

 ソフトバンクの和田毅投手が、母校・浜田高(島根)の甲子園勝利を喜んだ。13日に行われた第1試合で有田工(佐賀)に5-3で勝利。オリックス戦の練習前に試合を見届けた左腕は「みんな気持ちが全面に出ていて、高校のときを思い出しましたし、彼らの姿に本当に力をもらいました」と語った。

 練習のためにグラウンドに姿を見せると、チームメートにも「和田さんおめでとうございます」と祝福され、笑顔を浮かべていた41歳。18年ぶりの甲子園出場とあって、和田もTシャツやカバン、さらにはプロテインやドリンクなどを大量に差し入れたようで「結構な量、一応、決勝まで行けるだけの量は送らせてもらいました」と笑った。

 浜田高は新型コロナウイルスの集団感染で選手の大半が感染。出場も危ぶまれたが、日本高野連の配慮で、出場が可能になるようにと初戦の日程が大会8日目になっていた。これにはOBの和田も「選手全員が甲子園の土を踏めたっていうのは本当にすごく感激しましたし、昨年の子たちのことを考えると諸手を挙げて喜ぶっていうわけにはいかないですけど、本当にたまたま母校がそういうことになり、寛大な措置ができたってことはすごく今後の高校生たちにとっても、いいことなんじゃないかなと思います」と感謝していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)