ソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームで広島と対戦する。藤本博史監督は今季48試合で初めて甲斐拓也捕手をスタメンから外し、4年目の渡邉陸捕手を起用することを明言。渡邉に期待するポイント、今後成長するために必要なことなどを語った。
――初めてのスタメンマスク。
「緊張してるでしょう、今頃。自分のできることをしっかりやってくれればいい」
――何か話は。
「してないよ。『どこかで行くよ』ということは上がってきた時に言っているんで『その時は思い切ってやれ』と。みんな、そういう時は必ずあるんだからさ。レギュラーを取っている人でも、少ないチャンスをものにしてレギュラーになっているわけだから。そういうところで自分のプレーができたらいい経験になる」
「今すぐにレギュラーになれるというわけじゃないんでね。やっぱり甲斐っていうのは12球団イチのディフェンスというものを持ってるキャッチャーなんで、なかなかそこまで来るのは時間がかかる。でも、第一歩。1軍に上がったのも第一歩だし、今日1軍で初めてスタメンマスク被るのも第一歩と思う。そこで自分の思い切ったプレーができたら、なかなか難しいとは思うけど、精一杯やってもらったらいいんじゃないかなと」
――甲斐選手はリフレッシュ。
「昨日、甲斐とも話している。後から頼むよ、ということは。終盤、接戦になったら、ピッチャーが出てくるところっていうところ。渡邉陸が被るのもピッチャーとの兼ね合いが当然あるんで。リード面もね。甲斐のリードが外一辺倒とか言われていますけど、インコースもしっかり投げていますから。こっちは信頼してるんで。今言ったようにリフレッシュというところもある」