リチャードに求めるプロとして“あるべき姿”とは? 鷹・藤本監督の一問一答全文

「和田にまずは1勝をつけてあげたいっていうのがある」

――打順を繰り上げて2番に柳田選手、3番にグラシアル選手を置いてみては。

「そういう手もありますか。考えとくけど、やりません(笑い)。新庄監督がピッチャーを2番に入れるって言ってたけど、いい発案だよね、それもね。バントが上手い人だったら正解よね。でも1番が出なかったらどうすんだなと思うよ」

「あとは聞いてください」

――和田投手の状態。

「状態はいいですよ、和田は。初回から飛ばしてくれるんで、あとは後半だね。70球、80球辺りでちょっと球が浮いてくる。球速も少し落ちてくるっていうとこだけで、もう今年の和田は本当に初回から飛ばしてくれるんだよね。自分でも感覚掴んでるんじゃないかな。ただね、本人も言うように、70球超えたあたりからの投球というのは、今日の見どころじゃないかなと。こっちもその辺が替え時になってくる。できたら和田にまずは1勝をつけてあげたいっていうのがあるんでね、5回を投げてもらいたいというところがあるので、そこは球数。上手いこといってもらいたいです」

――ロメロとは4度目の対戦。

「いいピッチャーですよ、球も速いし、はまったらなかなか打てないとピッチャー。でも、そもそもはまらないようにどうしたらいいのか。イライラするタイプでもあるし、ちょっとセーフティで揺さぶるとか、できる人はそういうものもやっていい。当然ボール球をできるだけ打たないように、球数投げさせることで乱れてくるケースもある。前回がそうだった。だんだんだんだんイライラしてストライクが入らなくなってくる。そういうケースにはめられたら一番かな。とりあえずは、ロメロが投げようが、誰が投げようが、和田が投げるんで先に点を取って、何とか和田を楽な形にしてあげたいなっていうのが一番です」

――ロメロは前回攻略した。

「攻略っていうより、ロメロが自滅した感じ。攻略はできてないと思います。その自滅にもっていくためにどうしたらいいかっていうのは作戦の一つだから、いろいろ仕掛けるのもね。出たら走るとか、そういうのも当然、攻略の一つじゃないかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)