“山川穂高の完コピ”を捨てた先にあった変化 中澤恒貴が辿り着いた答え…「あの打ち方じゃないと」

見失っていた自分だけのスイング
ホークスの将来を担う育成選手に焦点を当てた新コーナー「未来の推し鷹」。今回はファーム・リーグでここまで打率.424と猛アピールを続けている中澤恒貴選手が登場します。八戸学院光星高から2023年育成ドラフト4位で指名され、入団。今季で3年目を迎える中で、中澤選手が取り入れていたのは主砲・山川穂高選手そっくりの打撃フォームでした。しかし、シーズンが始まると“そのフォーム”ではなく、深いトップのまま、高く足を上げる以前の打ち方に戻っていました。なぜ、体に染み込ませてきたフォームをやめたのか。その裏にある20歳の心境に迫ります。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
悩み抜いた末に気付いたのは、「模倣」が必要なくなったということだった。中澤は今季への足がかりを掴むため、昨オフから山川の元に弟子入りした。その一挙手一投足をなぞるように、打撃フォームまでも“完コピ”して挑んだ今シーズン。しかし現在、ファームの打席に立つ中澤の姿に「山川の影」はない。
「オープン戦からずっと(山川のフォームを)やってきたんですけど、シーズンが始まって一度3軍に落ちたりして。その中でバッティングが分からなくなってきて……」
春季キャンプ中も、新たな打撃フォームでスイングを繰り返してきた。だがシーズンが開幕し、投手の生きた球を目の当たりにすると、思い描いた打撃をすることができなくなっていた。試行錯誤の末に辿り着いた答えが、師匠のフォームを真似ることからの脱却だった。
会員になると続きをご覧いただけます
続きの内容は
試行錯誤の末に中澤選手が気付いた「飛距離の意外な真実」
山川選手のフォームを捨てても残った「肉体のある進化」
師匠と離れて確信した、打撃において「最も大切な要素」
山川選手のフォームを捨てても残った「肉体のある進化」
師匠と離れて確信した、打撃において「最も大切な要素」

知らない間に身についていた強さ
(飯田航平 / Kohei Iida)