川瀬晃とASKAの初対面 受け取った“最高の言葉”「試合を見に来たじゃなくて…」

川瀬晃(左)とバックスクリーンに映し出される「YAH YAH YAH」【写真:古川剛伊、加治屋友輝】
川瀬晃(左)とバックスクリーンに映し出される「YAH YAH YAH」【写真:古川剛伊、加治屋友輝】

今季も変わらない登場曲

 代名詞となった登場曲「YAH YAH YAH」を歌うASKAさんとの初対面でかけられた言葉に、川瀬晃内野手の胸は高鳴った。「もう雰囲気がありますよね……。テレビでしか見たことがなかったですけど、オーラと独特の空気感がすごかったです」。

 みずほPayPayドームを包み込むファンの大合唱。本来、好機の場面では球団のチャンステーマが流れるが、川瀬が打席に向かうときだけは“常識”が覆される。幾度も背番号0を後押しした数万人の叫び。その熱狂が、ついにASKAさんをも動かした。ポストシーズン中のドームで実現した対面は、川瀬の心を激しく揺さぶるものだった。

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続きの内容は

ASKAさんとの初対面で川瀬の心を激しく揺さぶった「ある一言」
自主トレでファンが自発的に起こした「川瀬コール」の熱狂
登場曲「YAH YAH YAH」を「もう変えられない!」と断言した理由

「一番嬉しかったのが、『試合を見に来たよ』じゃなくて、『自分の歌を聴きに来たよ』と言ってくださったことでした。ファンの方が歌ってくれるあの大歓声の『YAH YAH YAH』を、生で聴きたいと言ってくれたんです」

突然の報告…「ASKAさん来るよ」

 そう振り返る表情には、いまだに興奮が残る。球団関係者から「きょう、ASKAさんが来るよ」と告げられた。挨拶に向かった川瀬に対してASKAさんが放った一言は、想像もしない角度から胸に突き刺さった。

「その時は確か、コカ・コーラシートに座っていたらしくて。自分を見てくれている感じもあって、それはすごく嬉しかったです」

 今季ももちろん登場曲を変えるつもりはない。「もう変えられないです! 変えたいと思ったこともないんですけど、変えるつもりはないですね」。地元大分県で自主トレを行った1月18日、打撃練習中に自ら「YAH YAH YAH」をグラウンドに流すと、集まったファンからは自然と「川瀬」コールが沸き起こった。

 ユーティリティプレーヤーとして重宝される川瀬だが、目指す場所はあくまで開幕スタメンだ。「もう1度リーグ優勝、そして日本一になりたいですね」。今季もチームを救う一振りで、何度も本拠地を熱くする。

(飯田航平 / Kohei Iida)