厳しかった父、毎日“朝練”「逃げ出したかった」 斉藤和巳監督も太鼓判、ザイレンのルーツ

  • 記者:竹村岳
    2025.11.08
  • 1軍
秋季練習するザイレン【写真:竹村岳】
秋季練習するザイレン【写真:竹村岳】

右投げ右打ちの内野手…今季非公式戦で打率.283

 育成有望株のルーツを紐解く。思い出すのは冬の朝。白い息を吐きながら、父と猛練習に励んだ日々だ。ザイレン内野手は、高卒1年目のシーズンを終え「あっという間でした。いろんな経験ができて、試合を重ねるうちに、どんどん成長していると感じています」と充実感をにじませた。

 右投げ右打ち、静岡県出身。日本人の父と、フィリピン人の母を持つ19歳だ。浜松商業高時代には通算29本塁打を記録。昨年のドラフト会議で育成2位指名を受け、ホークス入りを果たした。非公式戦では96試合に出場し打率.283、4本塁打と非凡な打撃センスを発揮。今季3軍を率いていた斉藤和巳2軍監督も「上のレベルのピッチャーや環境に触れることが自信にもなる」と背中を押す。

 1歳年上の兄の影響を受け、小学2年生で野球を始めた。「お父さんがヤクルトファンだったので、テレビで山田哲人選手を見ていたのは覚えていますね」。才能が開花した背景には、厳しく育ててくれた父の存在があった。「キツかったですね……」。遊ぶのも我慢し、真っすぐに野球と向き合い続けた日々を明かしてくれた。

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(竹村岳 / Gaku Takemura)