2被弾のレイエスに小久保監督「手が付けられない」 王手から足踏みも「切り替えやすい」

小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】
小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

3被弾で9失点完敗…対戦成績は3勝2敗に

ソフトバンクは18日、日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(みずほPayPayドーム)に9-3で敗れ、対戦成績を3勝2敗(アドバンテージ含む)とした。先発の大関友久投手は3回、レイエスに勝ち越し2ランを浴びるなど4失点。2番手の松本晴投手も水谷にソロを許すと、7回には上茶谷大河投手が再びレイエスに被弾するなど、相手打線の一発攻勢に苦しんだ。

 打線は初回に中村晃選手の適時三塁打で先制したが、3回の打席で一ゴロを放った際に中村が審判と激突するアクシデントがあり、途中交代を強いられた。3回に野村勇内野手のソロ、5回は柳町達外野手の適時二塁打が生まれたが、大量ビハインドを覆すことはできなかった。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。

――日本ハムの長打攻勢に苦しんだ。
「まあ、そうですね。まあまあ……切り替えやすいですけど」

――レイエスは厳重警戒している中で2本塁打を浴びた。
「大関のはすっぽ抜けのフォークで、甘い球でしたけど。上茶谷のは映像は見てないんですけど、インサイドに甘く入ったんですかね。ちょっと手が付けられない状態ですね」

――大関投手は3回途中4失点。
「初回、2回はなんとか粘ったんですけどね。一気に連打を食らった感じですね。切り替えやすいです」

――中村晃選手の容体は?
「病院に行っているのでまだわからないです。明日もわからないです。脳震盪の可能性があるかもということなので、その精密検査です」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)