斉藤和巳監督が指摘したプレー「考えて投げんと」 板東湧梧の現状「色々悩みながら…」

チームを率いた斉藤和巳監督【写真:森大樹】
チームを率いた斉藤和巳監督【写真:森大樹】

廣瀬の好プレー「日頃から心構えがあったから」

 ソフトバンクの2軍は12日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」のヤクルト戦に3-3で引き分けた。先発した板東湧梧投手は4回を投げて5安打2失点。打線は7回まで3安打無得点と苦しんだが、8回2死一、二塁で山川穂高内野手に逆転3ランが飛び出した。しかし、直後の8回に津森宥紀投手が適時打を許し、試合は同点で終わった。

 腰椎分離症からの復帰登板となった井崎燦志郎投手が5回から登板し、1回2/3を無失点に抑えた。指揮を執る斉藤和巳3軍監督の主なコメントは以下の通り。

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続きの内容は

斉藤和巳監督が伝えた「考えて投げんと」の真意
「必死にもがいて…」板東投手の現状とは?
廣瀬選手の積極的な走塁を可能にした「日頃の心構え」

――先発の板東投手は4回5安打2奪三振2失点という内容だった。
「本人も色々と悩みながらやっているからね、去年から。中々難しいとは思うけど、必死にもがいているのはこっちもわかっているのでね」

――2番手の井崎投手は復帰登板となった。四球を出しながらも150キロを超える直球を投げていた。
「元々真っすぐはええからね。あとはそれをしっかりゾーンの中で勝負できるか。それと変化球やね」

――津森投手は8回に失点。先頭への四球が痛かった。
「もちろん。先頭のフォアボールは本人も分かっている。分かっていなかったら、ちょっと問題やけど。それよりもランナーが出てから、同じテンポでずっと投げていたから。そのあたりは考えて投げんと。中々そう上手くはいかないけど」

――9回2死一、三塁では一塁走者の廣瀬隆太選手が捕手がボールをこぼした隙を見逃さず、二塁へ進塁した。積極的に次の塁を狙うという意識が見えた。
「うちのチームはそれが基本やから。でも基本やからといって、なかなか思い切ってできない部分もある。そこを思い切っていけたのは、日頃からそういう心構えがあったからこそできたとは思うね」

(森大樹 / Daiki Mori)