主砲から託されたバット 笹川吉康が明かすベンチ裏の会話…「30発、40発って打たなきゃ」

  • 記者:飯田航平
    2025.09.15
  • 1軍
笹川吉康【写真:栗木一考】
笹川吉康【写真:栗木一考】

代打初安打は貴重な同点打に

 鮮やかな逆転劇の裏には、若き大砲候補へ贈られた1本のバットがあった。14日のオリックス戦(京セラドーム)。3点を追う6回に一挙4点を奪って試合をひっくり返したホークス。貴重な同点打を放ったのが、代打で登場した笹川吉康外野手だ。「ワンアウト一、三塁で、点が入りやすい場面。最低限、なんでもいいので1点は入るようにと思っていました」と、試合後に笑顔を見せた。

 海野隆司捕手に適時打が飛び出た直後の1死一、三塁で、山岡のカットボールを右前にはじき返した。小久保裕紀監督が「ファームで(山岡と)対戦しているでしょうから」と期待を込めて送り出した23歳。代打での初安打が鮮やかな同点打となった。だが、この時笹川が使用していたバットは自身のものではなかった。そこには、試合中のベンチ裏で行われていた、“主砲”とのやりとりがあった――。

山川穂高のバットを使う笹川【写真:栗木一考】
山川穂高のバットを使う笹川【写真:栗木一考】

「大事なところで打てる選手に」

(飯田航平 / Kohei Iida)