鷹フルが筑後からお届けする「リハビリ組情報」。29日に森山良二リハビリ担当コーチ(投手)と中谷将大リハビリ担当コーチ(野手)に、選手たちの現状を聞きました。正木智也外野手や前田純投手、カーター・スチュワート・ジュニア投手の状態と今後は?
◯中谷コーチ
ーー正木智也選手(左肩の亜脱臼)は8月28日から外野ノックを再開しているが、ここからは守備の段階も上げていく形?
「そうですね。きょうもある程度、後方へのフライをやりましたけど。自分より左側の打球は無理しすぎず、体の近い範囲の中で捕るようにはしています。やっている感じは全然順調かなと思います」
ーー20日にフリー打撃を再開して、約1週間が経過した。
「まだ(打った後に)右手は外しちゃいけないという制限付きでやってはいるんですけど、そこに関しては本人も意識しながらできているので。『馴染んできました』みたいな話もしていました」
ーーしばらくは両手で振り切る形?
「そうですね」
ーー木下勇人選手(左膝痛)の現状は?
「打つ方では良い形で来ていると思います。守る方は、患部の状態を見つつという形ですね」
ーー右肘関節内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた宇野真仁朗選手は?
「術後の装具が取れない限りは厳しいので、基本的には歩きながらできる範囲の技術練習をやっているという感じです」
ーー正木選手は体が一回り大きくなった?
「(打撃投手として)投げていてすごく打球も飛んでいるし、宇野や木下が打撃を見に来たりもしていて、良い時間だなと思いながら見ています。体がデカくなったことが野球にも出ているんじゃないかなと思います」
ーーきょう柳田悠岐選手が2軍戦で実戦復帰する。
「本当に痛くて歩くのもきつい頃を知っているので、試合復帰まで来られたというのは携わった身としてうれしいですし、一番はちゃんと何事もなく試合に参加してくれたらなと思います」
〇森山コーチ
ーーカーター・スチュワート・ジュニア投手(左脇腹の負傷)は軽くキャッチボールをしていた。
「まあでも昨日よりは良さそうでしたね。きょうもまた病院に行くので、来週また状態を上げていけたらという感じですね」
ーー何%くらいの力でキャッチボールできている?
「まだまだ。10~20%くらいじゃないですかね。まだ投げ始めみたいな感じですね」
ーー井崎燦志郎投手(腰椎分離症)は?
「この中なら(復帰は)近いんじゃないかな。この2日間くらいで張りが出てきたりしているので、そこは見つつですかね」
ーー前田純投手(左肘の炎症)の現状は?
「まだネットスロー2日目だから。本人は何ともないと言ったりしますけど、状況をみながらという感じです」
ーー左肘関節内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)の長谷川威展投手はネットスローの距離が前よりも伸びている感じがする。
「投げ方もね、前は肘を怖がったような投げ方でしたけど、体を使って投げられるようになってきたので。まだまだって本人は言っていますけど、徐々に良くなっていると思いますよ」
ーー村上泰斗投手(右肘と腰の炎症)に関しては離脱から2か月が経過した。
「キャッチボールは再開していて、5~6割の強度では投げられていますね。色んなメニューにも参加でき始めてはいますね」
ーー右肩の肉離れで離脱していた田上奏大投手は?
「8月の始めにキャッチボールを再開して、距離は伸びてきていますね」