牧原大成から川口冬弥へ…目を見て「強く言われた」言葉 重なる”ルーツ”と優しさの真意

  • 記者:竹村岳
    2025.08.01
  • 1軍
北九州でのロッテ戦でプレーする川口冬弥と牧原大成【写真:古川剛伊】
北九州でのロッテ戦でプレーする川口冬弥と牧原大成【写真:古川剛伊】

5試合に登板して無失点も2軍降格「新しい経験」

 自分自身の課題と、先輩の偉大さを痛感した。プロのマウンドで苦しんだことさえ、初めての経験。声をかけてくれたのが、牧原大成内野手だった。

「こんなに応援してもらうことが本当になかったので。めちゃくちゃ新鮮でしたし、こんな世界なんだなって思いました」。充実感とともに悔しさをにじませながら、1軍にいた期間を振り返ったのは川口冬弥投手だ。育成ドラフト6位で四国IL徳島から入団。6月20日に支配下登録されると、そのまま1軍に昇格した。5試合に登板して防御率0.00ながらも、7月18日に登録を抹消。2軍から再スタートを切ることになった。

 牧原大から熱い思いを受け取ったのは、7月17日のロッテ戦(北九州)だった。同点の6回から登板したが、上田に右翼席への2ランを被弾し“プロ初失点”を喫した。結果的に試合は雨天コールドとなり、記録には残らなかったが、2点を勝ち越された際、すかさず背番号8がマウンドまで声をかけにきた。間(ま)を置くためだけではない。明らかに、何か伝えたいメッセージがあるような雰囲気だった。川口が回想する。

“プロ初失点”の直後…牧原大成がかけた言葉

北九州でのロッテ戦で好プレーを見せる牧原大成【写真:古川剛伊】
北九州でのロッテ戦で好プレーを見せる牧原大成【写真:古川剛伊】

口にしてきた育成への苦言「今は給料も環境も揃っている」

(竹村岳 / Gaku Takemura)