藤井皓哉の“根性”…原点となった広島からの戦力外 打球直撃も続投した理由とは

  • 記者:竹村岳
    2025.07.07
  • 1軍
ロッテ戦に登板した藤井皓哉【写真:小林靖】
ロッテ戦に登板した藤井皓哉【写真:小林靖】

2日の日本ハム戦で登板…3者連続三振でピンチを脱した

 クールな表情の裏で、誰にも負けない熱い気持ちを抱いている。悔しくて忘れられない戦力外通告の経験が、自分自身を変えた。2日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)。8回に登板した藤井皓哉投手は無死満塁を招いたものの、3者連続三振でピンチを脱した。「自分で出したランナーだったので。リズムよくいけなかった、そういう気持ちの方が強いです」と汗を拭って振り返った。

 右腕に打球が直撃するアクシデントから“復帰登板”となったこの日のマウンド。「しっかり抑えられていないし、イメージしたボールが最初から投げられているわけではなかった」と反省を口にしたが、結果的にチームはサヨナラ勝ち。1点ビハインドの終盤に点を与えなかった藤井の投球が、何よりも大きかった。

 6月27日のロッテ戦(ZOZOマリン)、寺地が放ったライナー性の打球が右腕に直撃した。その後もマウンドに立ち続けると、自らの暴投で進塁を許すなどコントロールに苦労したが、21球で1イニングを投げ切った。「自分でいけると判断したからです」とは言うものの、降板という選択肢はなかったのか。藤井を突き動かすのは「譲らない」という強い思いだった。

2020年オフに広島から戦力外通告…右腕に与えた影響は

2日の日本ハム戦に登板した藤井皓哉【写真:古川剛伊】
2日の日本ハム戦に登板した藤井皓哉【写真:古川剛伊】

被弾の翌日に「やり返す」…大切にする“目に見えないもの”

(竹村岳 / Gaku Takemura)