斉藤和巳3軍監督から「お前が一番下」 衝撃の1軍デビュー…心に刻まれた“アツい言葉”

2打席連続タイムリーの1軍デビュー…「目立つことだけ考えて」
鮮烈すぎる“1軍デビュー”を飾った。ドラフト5位ルーキーの石見颯真内野手(愛工大名電)が27日、韓国の斗山ベアーズ戦で2安打2打点をマークした。これまでC組で筑後春季キャンプを過ごしてきたが、26日に宮崎へ合流。「C組では本当に目立つ事だけを考えていました」という18歳が、持ち前の打撃力を見せつけた。
6回から遊撃のポジションに入ると、7回無死一塁で迎えた初打席。2ボールから甘く入った球を逃さずフルスイングした。打球は左中間を破ると、執念のヘッドスライディングで三塁を陥れた。高卒ルーキーの適時三塁打にホークスベンチは大盛り上がり。さらに8回無死一、三塁での2打席目もフルカウントから打球を中前に運び、この日2打点目。守備では悪送球する場面もあったが、そのバットで確かな存在感を見せつけた。
「バッティングを買われてこっち(A組)に上げてもらっていると思うので。打撃でアピールできるようにっていうのが一番かなと思います」。初々しくも力強く、試合前に語っていた18歳。そんな石見が筑後から送り出される際に、斉藤和巳3軍監督が授けられた言葉がある。宮崎キャンプに合流できる嬉しさで頭がいっぱいになりながらも、深く胸に刻んだ言葉だ。

(飯田航平 / Kohei Iida)