岩井俊介は「まだまだ苦労する」 新人で15登板も…担当スカウトが“苦言”「それはなしやな」

  • 記者:上杉あずさ
    2024.12.15
  • 1軍
ソフトバンク・岩井俊介【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・岩井俊介【写真:荒川祐史】

「アイツの悪い噂は1つもなかった」…だからこそ成長してほしい“芯”の部分

 初めての担当選手が見せてくれた1年間の奮闘に、“28歳ルーキー”は思わず笑みをこぼした。「正直、十分やってくれた」。ソフトバンクの古澤勝吾スカウトが労ったのは、昨年のドラフト会議で名城大からドラフト2位で入団した岩井俊介投手だ。今季1軍で15試合に登板してプロ初勝利、初ホールド、初セーブをマーク。日本シリーズでも大事な場面でマウンドに送り出された。貴重な経験を積んだルーキーイヤーだった。

 昨年1月に東海地区のアマチュアスカウトに就任した。昨秋のドラフト会議では、初めて担当した選手をさっそくドラフト2位で獲得できた。それが岩井だった。

「十分やってくれたけど、そこは指導者に感謝です。ずっと使ってもらえたし、本人も2軍ではしっかりと抑えられた。最後(日本シリーズ)は結果が出なかったけど、結果的には本当に良かったと思います。それに担当は初めてだったので、この1年は僕も面白かったです」。古澤スカウトは嬉しそうに振り返る。新人合同自主トレでも岩井に熱心に声をかけ、サポートする姿が印象的だった。

「心配しかないですけどね。自分の子どもではないですけど、プロに入れた僕らとしては、やっぱり親みたいな感じで見るので。投げる試合とかも大体見ているし、『頼むから抑えてくれ』みたいな。期待っていうよりかは、ちょっと心配。大丈夫かなって」。“親心”を持って、常に見守ってきた。たびたび連絡も取り、声をかけてきた可愛い“息子”だが、古澤スカウトが「僕はなしやな」と心配していることがある。

ソフトバンク・古澤勝吾スカウト【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・古澤勝吾スカウト【写真:上杉あずさ】

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)