ソフトバンクの2軍は20日、くふうハヤテ戦(タマスタ筑後)に4-1で勝利した。この試合に「2番・DH」で出場したのが柳田悠岐外野手だった。若手選手にとっては、常勝ホークスを支えてきたベテランと同じグラウンドに立てる貴重な時間。一緒にプレーして感じた率直な感想を前田悠伍投手、リチャード内野手、廣瀬隆太内野手、佐藤航太外野手が明かした。
――柳田選手から何か感じたことは?
「自分のことに集中していたというのもあるんですけど……。でも、ベンチで誰かがヒットを打てば一番声を出していました。結構、声を出している姿は見たので。レギュラーというか、そういった方でも声を出してるっていうことは、もっと僕らはやっていかないといけないというか、もっと元気を出してやっていかないと、と思いました」
○リチャード内野手
――柳田選手と一緒に試合に出るのは久しぶりだった。
「復帰してすぐにボールが(バットに)当たるのがすごいなと思いました」
――リチャード選手は期間が空くと難しくなる?
「僕は代打とかでも、1試合とか空くだけでも不安なタイプなので。すごいなと」
――試合前に声出しをしていた。柳田選手がいれば雰囲気が変わる?
「変わりますね。みんなやる気が出ると思います」
――柳田選手と打撃の話などはした?
「しました。それを含めて、改めてすごいなと」
――アドバイスをもらった?
「アドバイスはもらっていないです」
――どんな話をした?
「それは言えないですね。企業秘密です。元気な時に教えます」
○廣瀬隆太内野手
――柳田選手と一緒に試合に出てどうでしたか?
「かっこいいなと思いました」
――どういったところでそう思いましたか?
「スタイルです。スタイル抜群です」
――柳田選手がいることによる雰囲気の違いは?
「明るくなりましたね。お客さんもすごいし、球場に活気がありましたし、ベンチもそう。ギータさんがそもそも明るいので」
――柳田選手と会話は?
「会話はしていないです」
――柳田選手のように、いるだけで場が明るくなるような選手を目指す?
「タイプが違うので。僕は静かなタイプなので」
○佐藤航太外野手
――柳田選手と同じ試合に出た感想は?
「初めてというか、なかなか経験できないので。今、僕も2軍に参加させてもらっていて、運もタイミングもよくギータさんの復帰と一緒だったので。すごく勉強になるところもありました。試合だけじゃなくて、練習も一緒なので。見て学ぶことができるなと思います」
――柳田選手のどのようなところを見て学んだ?
「左バッターなのであまりわからなかったですけど、打球の質というか、スピード感だったり。そういうところが全部違いました」
――改めてすごいなと思ったところは?
「久しぶりの実戦であれだけ初球から振れるというのもそうですし、2打席とも外野まで飛ばしていたので。今日は逆風だったんですけど、自分だったら内野フライになるか、外野が全力で前に取りに行くくらいの打球だと思うんですけど。あそこまで飛ぶのは、違うなと思いました」
――柳田選手を間近で見て感じたことは?
「大きいと思うのと、よすさん(笹川吉康選手)にすごく似てるなって。笹川さんはずっと見ているので、見慣れている感じはあるんですけど、『おぉ』という感じでした」
――笹川選手がギータ2世と言われる理由がわかった?
「よすさん(笹川)はそう見えます。だって(笹川が)9番の背番号で出ていてもばれないですよ。背中だけだったら」
――ファームも優勝争いの真っ只中。
「3、4軍じゃ絶対経験できないというか。3、4軍だったら首位争いとかはないと思うので、雰囲気は違います。もうひとつランクが上がった緊張感があります」