8月打率.412の甲斐拓也に新たな“役割” 小久保監督「先発じゃない日も右の代打で」

西武戦を指揮したソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】
西武戦を指揮したソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】

打線は2試合連続の2桁安打で快勝…近藤は今季3度目の1試合2発と大暴れ

 ソフトバンクは13日、ベルーナドームでの西武戦に6−1で勝利した。1点を追う4回に近藤健介外野手の16号ソロで追いつくと、6回にはこの日に25歳の誕生日を迎えた川村友斗外野手が2点適時三塁打を放つなど、3点を追加。7回には近藤がこの日2本目となる17号2ランを右翼席に叩き込んだ。先発のリバン・モイネロ投手は9回1失点の見事な完投勝利で今季9勝目をマークした。試合後に取材対応した小久保裕紀監督のコメント全文は次の通り。

——モイネロ投手が見事な投球だった。
「9回もいかせてくれってことだったんで。球数も少なかったし、この暑い中でも全然バテている感じはなかったですね」

——初回だけ少しバタバタした印象だった。
「ちょっと初回だけはバランスが悪かったけど、2回以降は完璧でしたね」

——9連戦の4試合目でこういう投球はチームにとっても助かる。
「もう(9連戦の)真ん中で、なかなか中継ぎもそんなにつぎ込みたくない試合でしっかりやってくれましたね」

——近藤選手は1試合2発と躍動した。
「早めに追いつけたので。モイネロが投げていたので。ずるずるとそのままいったら嫌だなという中で、すぐ追いついてくれたんでね。(モイネロ投手の)今日の出来を見たらそんなに点は取られないかなという中で早く追いつけたのがやっぱり良かったですね」

——誕生日の川村選手も2安打2打点と活躍した。
「あ、そうなの? だからスタメンやったのかな。大当たりでしたね。バッティング練習自体はよくなってきていたので。打撃コーチの推薦があったので。そのままいきましたけど。よかったですね」

——甲斐拓也捕手は今日3安打で8月の月間打率.412と絶好調。
「バッティングいいですね。練習もいいし。なんかもうスタメンじゃない日も右の代打で考えています。明日は右の代打で」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)