21点大勝も今宮健太は笑顔控えめ…5月1安打からの快音連発も「何も仕事できてなかった」
3試合ぶりスタメンの今宮が1イニング2三塁打含む今季初の3安打
チームの絶好調ぶりとは対照的だった背番号6にようやく笑顔が戻った。3試合ぶりに「2番・遊撃」で先発した今宮健太内野手が15打席ぶりに快音を響かせるなど、今季初の3安打をマーク。21得点をマークした打線の勢いに引っ張られるかのような活躍も、「明日打たないと意味がない」と喜びは控えめだった。
うっぷんを晴らすかのような「猛打ショー」だった。2回に4点を奪い、なお2死二塁で迎えた第2打席で右前打。自身15打席ぶりの安打もあって、打線はこの回一挙7得点を奪った。9点リードの4回無死一塁では右中間を深々と破る適時三塁打を放つと、打者一巡で回ってきた1死満塁の第4打席では中越えに打球を運び、走者一掃の三塁打。1イニング2三塁打の離れ業をやってのけた。
21得点を挙げる記録的な大勝。帰路につく選手も明るい表情が目立ったが、今宮の顔に浮かんだのは、喜びではなく安堵の色だった。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)