田浦文丸のチェンジアップは“世界一級”だった メジャー最強クローザーの魔球に匹敵

  • 記者:上杉あずさ
    2023.12.03
  • 1軍
ソフトバンク・田浦文丸【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・田浦文丸【写真:荒川祐史】

秋季キャンプの計測が失っていた自信を取り戻すキッカケに

 最大の武器は“世界一”に匹敵するものだった。今季、45試合に登板し、2勝1敗7ホールド、防御率2.38とキャリアハイの成績を残したソフトバンクの田浦文丸投手。左腕の最大の持ち味は独特の変化を見せるチェンジアップで、2019年にダルビッシュ有投手(現パドレス)が自身のX(旧ツイッター)で絶賛し、話題になったことでも知られている。

 今秋、筑後のファーム施設で行われた投手キャンプで米トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」による計測を受ける機会があった。田浦の投じるチェンジアップを目の当たりにした同施設のスタッフから「エアベンダー」だと絶賛されたという。

「エアベンダー」とはMLBのブルワーズに所属するデビン・ウィリアムズ投手が投じるチェンジアップの代名詞。今季のナ・リーグ最優秀救援投手にも輝いた右腕のチェンジアップは、高速で急激に曲がり落ちる軌道から“空気をねじ曲げる”という意味でそう呼ばれている。そんな世界一と言われる“魔球”に、田浦の球も例えられたのだという。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)