大谷翔平から受けた衝撃「小学生がプロを見るよう」 鷹・近藤が楽しみにする“再会”

自主トレで汗を流すソフトバンク・近藤健介【写真:米多祐樹】
自主トレで汗を流すソフトバンク・近藤健介【写真:米多祐樹】

元チームメートが語る大谷の凄さ「小学生がプロの選手を見るような感覚」

 ソフトバンクに今季から加入した近藤健介外野手が12日、鹿児島・徳之島で行う自主トレを報道陣に公開した。昨季まで共にプレーした日本ハムの選手らと南の島でみっちりと汗を流すと、3月のWBCで元チームメートの大谷翔平投手との共闘に胸を昂らせていた。

 海外FA権を行使しての移籍1年目。キャンプのあとにまず待ち受けるのは世界一の座を争うWBCだ。近藤は6日に先行発表された12人のメンバー入り。この日、改めて「準備はできている状態で、選ばれるようにと思っていましたので、光栄に思います。また緊張感ある中でプレーさせてもらえるチャンスをもらえたので、しっかり自分の成長につなげたい」と意気込みを語った。

 侍ジャパンでの決戦の中で、近藤が「楽しみ」と語るのが、大谷とのプレーだ。大谷がエンゼルスに移籍するまでチームメートとして間近でプレーを見ており「個人的にはなりますけど、大谷とも同じチームで、また一緒に野球できる嬉しさがあるので、そこも楽しみにしたいと思います」と言う。

 同じチームでプレーしていたとはいえ、近藤は大谷のことを「小学生がプロの選手を見るような感覚で見ていた」と明かす。「『うわ飛ぶな』とか『うわ速いな』みたいな、そんな感覚の選手ではありました。数字とかそういう凄さではないですね、アイツは」とも評し、当時から次元の違う存在だと感じていたようだ。

「僕が翔平を知っているのは2017年が最後。その時からすごかったですけど、やはりメジャーであれだけ活躍できているんで、よりレベルがもう異次元の世界に行ってるんじゃないかなと思います」と思いを馳せる近藤。「まずはWBCで世界一。栗山監督に選んでいただいたので、貢献できるように。また、ホークスに移って1年目になりますので、2年遠ざかっているリーグ優勝、日本一というところだけを目指して、しっかりそこに貢献したいと思います」と2023年の戦いに視線を向けていた。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)