斉藤和巳2軍監督が唸った中村晃の“一瞬の判断”…「一番印象に」 仕掛けた下からの突き上げ

18日の2軍戦に出場した中村晃【写真:飯田航平】
18日の2軍戦に出場した中村晃【写真:飯田航平】

6回雨天コールドで広島に敗れる

 ソフトバンク2軍は18日、ファーム・リーグの広島戦(タマスタ筑後)に1-2で敗れた(6回降雨コールド)。打線は初回1死一、二塁の好機で4番・高橋隆慶内野手が右前適時打を放ち、先制に成功。しかし、先発の長水啓眞投手が3回に逆転を許し、そのまま逃げ切られた。試合後の斉藤和巳2軍監督の主な一問一答は以下の通り。

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続きの内容は

斉藤監督が育成左腕に突きつけた「まだなってない」の真意
小久保監督も注目した緒方理貢の「走塁への覚悟」
斉藤監督が「一番印象に」残った中村晃の“一瞬の判断”

――長水投手の内容について。
「課題はまだまだもちろんあるけど、2軍戦で5回を投げ切ったことに関しては『よく投げた』っていうところかな」

――雨の中での投球だった。
「まぁこれぐらいの雨は小雨やけどね(笑)」

――長水投手は4軍監督時代から見てきた選手。長水投手は初めて公式戦で投げられたことで「やっとプロ野球選手になれたかな」と言っていた。
「なってない、なってない。全然まだまだ。プロ野球は1軍やから。1軍がプロ野球やから。まだ3桁の背番号を背負っているんだから、まだなってないなってない」

――この日の最速は145キロ。出力的にはもう少し上がってくるかなというところ?
「ちょっとキャンプの時に体調を崩して、そこからまだ出力が出きっていないかなと。ただ、ストレートの質は悪くないので。それにあと数キロぐらい。いい時のスピードに戻ればという感じかな」

――また来週も先発で起用する?
「どうやろうね。今この時期は1軍との兼ね合いもあったりするので、次の登板がいつになるかというのは決まってはないです」

――緒方理貢選手は2安打1盗塁。
「クリーンヒットという感じではないけど。野手はみんなそうやけど、ヒットが出るに越したことはないし。理貢に関しては塁に出て、スチールも決めて。ひとつは間一髪のところでアウトになったけど、理貢に求められているところはそこなので。ヒットが出る出ないよりも、足と守備っていうのは彼のセールスポイントでもあるので。特に足に関してはね。トライできたことはよかったかな」

――昨日の1軍戦後、小久保裕紀監督がイヒネ・イツア選手の走塁を見て「緒方だったら」という話をしていた。
「理貢も何かで読んだんちゃうん? だからスタートを切ったのかもしれんけど。理貢は思い切りがいいんでね。その思い切りの良さはどのプレーももちろん一緒やけど、特に足を求められている選手というのはそういう場面、状況で思い切りというか覚悟というか。そういうところは絶対に備われていないといけないので。そういったところは、見ていても感じたかな」

――中村晃選手は守備にも就いた。守備と走塁についてはどう見た?
「バッティング内容は昨日も悪くなかったし、きょうも悪くなかった。守備に関してもね。彼は守備もうまいので(笑)。ピンチの場面でもパッとマウンドに行くあのタイミングとかね。ああいうのをベンチから若い選手が見たりとか、一緒に守っている野手が見て何を感じるかっていうね。スッと躊躇なく行ける。いろんな状況が見れているなという感じもするし、そこがきょうは一番印象的やったかな。育成のピッチャーだし、そんなに話したこともないだろうけど、そんなこと関係なくスッと行ける。どんな声をかけたかはわからんけど」

――高橋選手が2安打。
「打つ方はもともといいものを持っているし、思い切りの良さもあるし力もあるしね。彼は守る方であったり、送球であったりを言われているみたいやけど。捕ることに関してはまだまだ課題はあるけど、送球に関しては正直そんなに悪い印象を持っていないので。キャンプの初めの頃は、もう少し練習していかないといけないかなと思ったけど。キャンプ終盤にB組に参加した時とかは、全然そんなこともなかったので。試合前とかでもファーストに入ったりして送球を取っているけど、問題ないけどね。求められてるところが1軍は高いんかな」

――WBC組も帰ってきたということで、少し難しい判断をしなくてはならない。
「そうね。選手の配置は我々がするところではないので。我々は与えられた選手でどういうふうに戦っていくか。枠というのは遅かれ早かれで、今年が特別なシーズンであって。枠は通常通りに戻っていくけど、こちらは育成選手も抱えてるんで。逆に抱えられるので。より多くのチャンス、出場機会を与えていきたいなとは思っていますけど。いろいろと優先順位があったりもするけどね」

――Instagramには「6安打すべてが育成選手! 良いぞ」と投稿していた。
「下から押し上げていかんと。今いる支配下の野手もみんなが打っているわけでもないし、目立っているわけでもない。ただ、支配下だから2軍から下っていうのはなかなか考えられないので。育成選手も頑張ってるから『そんな甘くないよ』って。頑張ってくれたら嬉しい。下からの突き上げが大事。でも2軍の支配下選手の、1軍への突き上げが大事。突き上げていかんと。打倒1軍」