正木が逆転3ラン、イヒネは途中出場で2ランと猛アピール
ソフトバンクは17日、中日とのオープン戦(みずほPayPayドーム)に5-1で勝利した。開幕ローテ入りが決まっている大関友久投手が先発し、6回1/3を4安打5奪三振1失点と好投。その後はダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、ロベルト・オスナ投手、杉山一樹投手が無失点リレーを披露した。打線は6回までゼロ行進が続いたが、7回に1死一、三塁の好機で正木智也外野手が右翼への1号3ランを放ち、逆転に成功。8回にはイヒネ・イツア内野手が2ランを右翼席に運んだ。
この日取材対応した小久保裕紀監督は、首の痛みのため病院で精密検査を受けていた柳田悠岐外野手について「大丈夫そう」と説明。猛アピールとなったイヒネについての“独自評価”についても言及した。指揮官の主なコメントは以下の通り。
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続きの内容は
柳田悠岐の気になる首の状態…「結構良くなったみたい」
イヒネがホームランも…「評価外」とした“真の理由”
正木逆転弾直後、監督が明かせなかった「秘密の会話」
●試合前
――柳田選手とジーター・ダウンズ選手の姿がない。
「柳田は病院に行ってます。2人とも病院に行ってます」
――柳田選手は首の状態?
「そうです、柳田はね」
――ダウンズ選手は。
「ふくらはぎ」
――柳田選手はキャンプの時も首を痛めたが、その時よりも症状は重い?
「というか、もう構造的な問題なので。だから付き合わないといけないとこの間話したのはそういうことです。劇的に治ることはないんじゃないですか。と思いますけどね。今、精密検査を受けているので」
――開幕時に不在の可能性も考えないといけない。
「まあ検査結果次第ですけどね。それが付き合いながらやれるのか(どうか)。僕の場合は手術をしないと不随になる可能性があると言われて。交通事故に遭った時に(首が)耐えられないと言われたので。それは嫌やなと思って手術したので。それはドクターによるんじゃないですか、見解が」
――今日のファーム・リーグで中村晃選手が復帰した。
「3打席見ましたよ。内容は全部良かったですよ。久しぶりに打席に立ったとは思えないくらいの対応でしたね」
――以前は「走るのがしんどい」という話もしていたが、状態は上がってきた?
「全然。アウトにはなりましたけど、ファーストを駆け抜ける姿を見ていても、2軍の中で一番良かったんじゃないですか。頭を上げずにベースまで」
――基本的には代打起用を考えている?
「まあ(守備が)できるならできた方がいいし。まず代打というか、打つことができれば(開幕メンバーに)入れると思うし。あとはチームが動いていって、山川(穂高)がDHの時にどうするかとか。そうなったら守ることもあるでしょうけど。(今年は)バットを置けとは言っていないです。……バットを置いたら引退やな(笑)。グローブを置けとは言っていないです。今年は守備固めで使うこともあります」
――投手でいえばWBCに出場していた松本裕樹投手が19日から合流する予定。野手のWBC組については。
「昨日メールがきていたけど、明後日にみんな一応来ると。(周東)佑京と牧原(大成)は明日来るかもしれないです。まだ分からないですけど。来ても試合には出ないです。練習だけ」
――阪神のWBC組はスタメンで出ると。
「よそはよそです」
――(開幕前の)広島のオープン戦で本人たちが出たいと言えば出場する可能性も。
「そうですね。それはそうでしょう」
――もし打席が足りなければ、ファームの試合に出る可能性もある。
「それは本人たちに任せます。(打席に)立ちたいと言えば行くでしょうし」
――WBC組がいない中で、開幕1軍入りの争いは広島まで。
「そうですね。最後の最後、広島までは分からないですね。どんな感じで残るかもわからないので、こればかりは」
――藤田悠太郎選手が来ている。
「藤田については、今はキャッチャーをとりあえず3人置いておくので。(渡邉)陸が下でずっと出ているので。それで呼んでいる感じです」
――アレクサンダー・アルメンタ投手と大竹風雅投手も合流。
「アルメンタは今週末に投げるし、大竹も2試合ぐらい投げます。そのために呼んでいるので」
首を精密検査の柳田は「結構良くなったみたい」
●試合後
――オープン戦では珍しく円陣を組んだ。
「そうですね。きょうから打撃ミーティングも入ったので。一応、本番を想定して。セ・リーグのピッチャーですけどね。きょうからそういう形でやっています」
――その中で、正木選手に一発が生まれた。
「やっぱりメンバー編成を見ても、ほとんど左(打者)が多くて、右が少ないですね。ホークス自体が。その中でやっぱり彼にとっては、(打)率は低いですし、状態も全然良くないですけど。きょうの1本で変わってくれることを期待しますよね」
――正木選手はセンターから右方向への大きい打球が多いイメージ。
「きょうの1打席目もそんな感じで打っていましたけど。元々、引っ張り一本の子なので。別に向こう(右方向)を意識しているわけではないと思いますけどね。まあ分からないです、技術的な話はしないので」
――ベンチで正木選手と話している姿もあった。
「はい……、それはちょっと言えないですね。すみません」
――イヒネ選手にもホームランが出た。途中出場でしっかりとアピールした。
「アピールというか、彼はもう代走からの守備固めという枠での競争なので。打つのは全然、評価に入っていないですけど。ただあれだけね、8打数しかない中であれだけ結果を残すんですから。そらもう評価は上がりますよね、もちろん」
――三塁へのタッチアップもあった。アグレッシブな姿勢をどう見ている?
「あれは求められるところで。前回の横浜(15日のDeNA戦)で外国人投手の時に、4球スタートが切れなくて、最後は(二盗が)アウトになったんですけど。あそこで4球もかかっているようじゃ、しかもアウトになっているようじゃ、ちょっと厳しいねという話を走塁コーチにはしていたので。今日はスチールではなかったですけど。我々が求めるのは、代走はあそこで(走れないと)。『緒方(理貢)ならいけたかな』みたいな会話ですよね。それは経験が浅いとはいえ、そこの枠を争っているので。あんなタッチアップぐらいは普通にやってくれないとね」
――大関投手は問題ない調整ぶり。
「そうですね。セットポジションでの精度を上げるというのは、まだ課題でしょうけど。きょうもたまたまランナーが出ましたけど、出なくてもセットでいこうっていうイニングを作っていましたので」
――柳田選手とダウンズ選手の報告は入った?
「なんか柳田は結構良くなったみたいですよ。でも明日の試合は使わないですけどね。ダウンズはまだ聞いていないです。柳田は全然大丈夫っぽい感じでしたね」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)