ソフトバンクの2軍は18日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」のDeNA戦に0-1で敗れた。先発の木村大成投手は3回無失点。4回に2番手・大山凌投手が適時打を浴びて先制を許したが、3番手・岩井俊介投手、4番手・宮崎颯投手はそれぞれ2イニングを無失点に抑えた。
打線は、ジーター・ダウンズ内野手に2安打が飛び出したが、6安打で無得点に終わった。9回にはザイレン内野手、ホセ・オスーナ外野手の連打で無死二、三塁のチャンスを作るも、ホームが遠かった。指揮を執る斉藤和巳3軍監督のコメントは以下の通り。
――打線は無得点に抑えられた。9回無死二、三塁でオスーナ選手の走塁死は痛いミスだった。
「最後のピッチャーが良かったよね、武田(陸玖投手)。オスーナは、フェニックス・リーグに来てから走塁ミスが2つ目かな。そこで色々と勉強してくれれば。野球は打つだけじゃないからね。そういったところで彼がどう学んでいくか。コーチも話はしてくれると思うし。彼ももう3年目。18歳というところもあるけど、年齢ばかりで区切っててもしょうがないので。そういったところは早めに色々なことを覚えていけば自分を助けたり、チームが助かるってこと。そういう方向にいくようにこっちも指導はしていかないとなっていう感じですね」
――漁府輝羽外野手に安打が出た。
「ね、ヒット出たね。長打っていうところは彼に求められてる部分なので。こういう1本をまた自信にしてほしいね」
――三振が多いことはどう捉えている?
「彼に対しての三振は何も気にしたことはない。ずっと同じような三振してたら、色々こちらも考えないといけないけど。少しずつやけど、その打席の内容も春先とかに比べると良くはなってきてるので」
――盛島稜大捕手が1試合通じてマスクを被った。4回には失点に繋がる2つのパスボールがあった。
「失点に繋がったところは反省かな。1つ目の進塁されたのはもったいないね。横に弾いてしまったというのがね。全て完璧にやるっていうのは難しいかもしれんけど、そういったところをどう補っていけるか。結局あれが失点に繋がって、その1点で負けた。勝ち負けというのを別にそこまで重視してなくても、そういったところに繋がってしまったっていうプレーにはなったから」
――試合の振り返りを翌日の朝ミーティングで行っている。その意図は?
「一晩おいて、選手たちも色々と頭の整理をしてグラウンドには出てきてくれていると思うし。ただ選手だけじゃなくて我々コーチとかもそう。ゲームが終わった後、やっぱりいろんな感情があったりするので、色々と整理しながら。それでしっかり彼らと向き合えるように。こういうやり方が正しいのかどうかはわからないけど。別にゲーム後にやるのは全然問題ないやろうし、それで選手たちが色々と変化していってくれるなら別に変える必要もない。何かこうやって刺激を入れることで、何か変わる可能性ある。そんな感じかな」
――3、4軍の時から変わらず、ベンチの最前列に立って試合をご覧になる意図は?
「選手も、攻撃の時はコーチも、暑い中で頑張ってやっているので。別に監督が特別偉いとも思っていないので、4軍の時からずっと同じスタイルでやっている。中に一緒に入っていきたいっていうだけ。こうやって前に出てくることで見える景色も違うので。深い意味はないけど、全く意味がないわけでもないって感じかな」