「全て終わってホッ」「想像できなかった」 8選手がタイトル獲得…語った様々な思い

ロッテとの最終戦で有原が最多勝、杉山が最多セーブのタイトルに輝く

 ソフトバンクは5日、敵地ZOZOマリンスタジアムでロッテに5-2で勝利した。有原航平投手が6回まで1失点と粘投すると、同点の7回に山川穂高内野手の23号満塁弾で勝ち越しに成功。有原は今季14勝目をマークして、最多勝に輝いた。4点リードの8回2死一、三塁では杉山一樹投手が登板。1回1/3を投げてリードを守り抜き、31セーブ目をマークして最多セーブのタイトルを手にした。今季のレギュラーシーズン全日程が終わり、ホークスでは8選手がタイトルを獲得。栄冠を手にした選手たちの全コメントをお届けする。

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続きの内容は

・周東、怪我を乗り越えた「感謝の言葉」
・杉山、最多セーブ獲得を左右した「直前の指示」
・柳町、タイトル獲得で得た「一番の自信」
最多勝利 14勝


17 有原航平

もう本当にチームに感謝するだけだと思います。僕自身もっと勝てる試合があったと思いますし、本当にチームに感謝、それだけですね。本当は最初のギータさんのホームランを守り切りたいっていう気持ちでいってたんですけど、1点取られてしまったので。そこからはなんとか粘ろうと思って。ああいうところで(山川選手が)打ってくれて、本当にすごく助かりました。本当に勝ち負けがつくようなイニングをしっかり投げられているなっていうところだけは、怪我なく1年回れたので。そこは少しホッとしたところかなと思います

最優秀防御率 1.46


35 リバン・モイネロ

自分がやるべきことをやり続けた結果が、このタイトルに繋がったと思う。タイトル獲得については素直に嬉しいし、誇りに思っている。そしてみんなの支えに感謝したい。シーズン中は登板に向けて逆算をし、しっかりと自己管理を徹底できたことも1つの要因だと思う。チームを勝ちに繋げる投球、そしてリーグ優勝に貢献することができたと思うし、これに満足することなく日々新たに頑張っていきたい

勝率第1位 .722


47 大関友久

レギュラーシーズンで目の前の1試合に集中してきた結果、このようなタイトルを獲得することができ、嬉しく思います。この後のCSや日本シリーズでも、今日まで積み重ねてきたものをいい形で出せるよう、しっかり準備していきます

最優秀中継ぎ投手 39ホールド


66 松本裕樹

1年間やってきた結果で、それがこういう賞として形に残ってチームに貢献できたかなと思います。(救援を)やり始めたときは全然ホールドがつくようなポジションじゃなかったというのもありながら、ここまで何年間かでこういうポジションまでやってこられた、そういうチームで投げ続けられたっていうのは自分の中の自信になります。(救援のやりがいは)先発ピッチャーより投げる回数だったり、試合に携わる回数が増えるので、シンプルにチームとして1年間戦っているというのは、先発とまた違うところかなとは思います。(ポストシーズンも)変わらずやることは一緒だと思うので。結果を残すこと、チームを勝ちに一歩でも近づけるような投球を続けていきたいと思います

最多セーブ 31セーブ


40 杉山一樹

嬉しいです。(8回途中からの登板も)いつもと変わらない気持ちでした。(登板がないかもしれない展開で)もう投げられたらラッキーだなという感じでした。『ランナー2人出たら行くよ』というのは直前に聞きました。(今年1年については)日本シリーズが終わってから振り返りたいです

首位打者 .304


8 牧原大成

きょうまで何が起きるか分からなかったので、全て終わってとりあえずホッとしています。怪我をせずに1年間、1軍にいることが自分の中では一番大きいです。首位打者というタイトルはそのご褒美としてついてきてくれたのかなと思います

最高出塁率 .384


32 柳町達

1年間走り切った中でタイトルというものが獲れて嬉しいです。(開幕の頃はタイトルを獲れるなんて)全く想像できなかったですけど、積み重ねの結果、こういうパ・リーグの中で一番というのが獲れたので。それはすごく自信にもなりますし、1年間頑張った証拠かなと思います。僕自身、出塁というところが持ち味でもあるので、そこで一番になれたのは本当によかったなと思います。まずは1年間戦い抜いて、怪我なく、離脱なく、無事に過ごせたというのが一番です。その中で目標だった規定打席を達成できて、さらにタイトルがついてきて、本当に良いシーズンだったと思います

最多盗塁 35個


23 周東佑京

今年は怪我が多く、決して満足いく結果を出せたわけではありませんでした。その中で出場した時には求められる役割を果たすことはできて、リーグ優勝に貢献できたシーズンだったと思います。そして、プロ野球選手としてタイトルを獲得できたことは素直に嬉しいです。とにかくトレーナーさん含め、多くの方にサポートしていただいたおかげなので感謝しています

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)