柳町の先制打「達に回せばなんとかなる」 “命日”に捧ぐ白星…小久保監督のコメント

小久保裕紀監督(左)と中村晃【写真:栗木一考】
小久保裕紀監督(左)と中村晃【写真:栗木一考】

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選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

大津が6回無失点で今季5勝目をマーク

 ソフトバンクは15日、京セラドームのオリックス戦に5-0で勝利した。打線は3回に柳町達外野手の適時打と中村晃外野手の2点打で3点を先制。5回は柳町が犠飛を放ち、6回には海野隆司捕手が適時打を左前に運ぶなど着実に加点した。先発の大津亮介投手は5回まで毎回安打を許しながらも、要所を締めて6回無失点で今季5勝目を挙げた。

 同一カード3連勝を飾り、貯金は今季最多タイの「31」となった。優勝マジックは1つ減って11。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。

――大津投手がこうとうした。
「結構ヒットは打たれましたけどね。前回登板もそうでしたけど、よく粘りましたね。スコアリングポジションにランナーがいっても粘れたのが良かったです」

――集中打で3点を先制した。
「達がエスピノーザと相性が良かったので。(周東)佑京のフォアボールがめちゃくちゃ大きかったです。達に回ったらなんとかなると思っていたので。2アウトからの3点で優位に進められました」

――海野選手が好調を維持している。
「(王貞治)会長の指導から見違えるようになりましたね。会長も喜んでいるんじゃないですかね。」

――中村選手も状態がいい。
「それは4番ですからね。あと、きょうは(2020年に急逝された)川村(隆史)さんの命日だったので。(中村)晃とも昨日、去年も苦しい試合を勝ったよねと話していたので。去年もオリで、今年もそうだったので。川村さんもえらい寂しがりややなと。今日は何としても白星を報告したかったので良かったです」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)