右肘違和感の津森宥紀「早ければ…」 前田純の現状は…6投手のリハビリレポート

前田純(左)と津森宥紀【写真:森大樹】
前田純(左)と津森宥紀【写真:森大樹】

8月24日に登録抹消された津森宥紀の状態は?

 鷹フルがお届けする「リハビリ組情報」。15日、筑後のファーム施設で森山良二リハビリ担当コーチ(投手)に、前田純投手、村上泰斗投手ら6選手の現状を聞きました。8月24日に右肘の違和感で登録抹消された津森宥紀投手。離脱から2週間、本人とコーチが明かす復帰目途とは――。

〇森山良二リハビリ担当コーチ(投手)

――津森投手が12日に2度目のブルペン入り。現状は?
「7、8割くらいで投げていました。順調には来ています。明日(16日)3度目のブルペンに入る予定で、状態次第で早ければ週末にはゲームに出られる可能性もあります」

――津森投手は9月中に1軍や2軍で復帰する可能性がある?
「今月中に投げるチャンスがあったら、もうゲームに入っていきます。それが何試合になるかは分からないですけど、上(1軍)としては欲しいと思うので。(投げてみて)問題なくて、ゲーム内容も見て決められればという形です」

――前田純投手(左肘の炎症)については?
「まだまだですね。きょうは5~6割くらいで投げていました」

――以前よりしっかり投げられている?
「そうですね、痛みとかはもう無いので。これから少しずつやっていきます」

――澤柳亮太郎投手(右肘関節内側側副靭帯再建術)は強度高めのネットスロー。本人も「すごくいい感触だった」と言っていた。
「久々だったね。でもあいつはやりすぎるからね。やっぱり長いスパンで考えないといけないので。焦る必要はないです。今年2、3軍やフェニックス・リーグで投げることはないので」

――体が以前より大きくなっているように感じる。
「かなりウエイトしているからね」

――井崎燦志郎投手(腰椎分離症)の状態は?
「真っすぐを投げるだけだったら、だいぶ状態が上がってきています。ブルペンにも入りましたし、津森の後に実戦復帰できそうです。フェニックス・リーグで投げられるようにと思います」

――6月末に離脱した村上泰斗投手(右肘と腰の炎症)はもう少し時間がかかりそう?
「村上はコントロールは別にして、強い球は投げられるので。体が問題なければもう3、4軍に早く入って、投げてみて決めていけたらという感じです」

――長水啓眞投手(腰痛)は復帰間近?
「この前ブルペンに入りました。良いものを持っていますよ。元々投げるセンスがあるから。この1年でスピードも上がってるし、復帰は早いんじゃないかなと思います」

――リハビリ組は全体的に明るい雰囲気。
「リハビリ組はただ普通にやっていたら暗くなっちゃうからね、もうわざとでも明るくしているんだろうなと。上茶谷(大河投手)がいたときは明るくしてくれていたけどね。そういうのが大事かなと思います」

〇津森投手

――どれくらいの強度で投げられている?
「まだ7割くらいですかね。2週間ノースローだったので、1から立ち上げています」

――右肘違和感が出たのは登板中?
「エスコンでの登板(8月23日の日本ハム戦)の後ですね。2か月前くらいから少し違和感はあったんですけど、その違和感が強くなったので。トレーナーに伝えてリハビリ組に合流する形になりました」

――1軍が優勝争いする終盤戦での離脱。
「やりきれない気持ちはあります。でも悪化する前で良かったんじゃないですかね」

――昨季まで4年連続45試合以上登板してきた疲労もあった?
「そういうのもあったと思います。でもそれを言い訳にしたくないです。しっかり治して、早く戻るつもりです。気持ちはずっと1軍にありますし、すぐに戻れるように準備しています」

(森大樹 / Daiki Mori)