栗原陵矢は「トレーナーの報告では…」 自打球で途中交代、本人と首脳陣が語った現状

右膝付近に自打球を受けた栗原陵矢【写真:加治屋友輝】
右膝付近に自打球を受けた栗原陵矢【写真:加治屋友輝】

6回無死二塁で自打球…担架が運び込まれるシーンも

 ソフトバンク2軍は23日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ほっともっと神戸)に0-2で敗れた。「4番・三塁」で出場した栗原陵矢内野手が、6回無死二塁の第3打席で自打球を受けて途中交代となった。

 右腕・博志が投じた5球目だった。内角のカットボールに手を出すと、打球は右膝付近に直撃。その場に倒れ込み、苦悶の表情を浮かべた。立ち上がることはできなかった。担架も用意されたが、最終的にトレーナーに両肩を担がれ、ベンチへ引き上げた。その後、代打に中澤恒貴内野手が送られた。

 栗原は左脇腹痛で7月3日に登録抹消。8月12日、ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(タマスタ筑後)で実戦復帰を果たしたばかりだった。再び見舞われたアクシデント。試合後、本人と首脳陣が語ったのは――。

松山監督と村松コーチが語った見通し

 途中交代後、ベンチ裏でアイシングを施していた。「(明日については)まだ全然わからないです」。栗原はそう口にした。右膝にはテーピングが巻いてあり、一歩一歩、慎重に歩行しながら球場を後にした。

 松山秀明2軍監督が状況を説明した。「今の段階では、打撲の感じだとトレーナーから報告がありました。その辺に関しては僕たちもわからないので」。代打を送って交代させたのも「柳田(悠岐)にも同じようなことがあったし、2軍で無理して出る必要はない。あの感じだと、打撲ではなくても代えていますけど」と続けた。

 1ボール2ストライクから打席に向かった中澤は「もともと代わるというのは聞いていたので、バットは振っていました」と準備はしていたことを明かす。一方で、予定よりも前倒しで巡ってきた出番。「急遽になったので、そこはびっくりしましたけど」と振り返った。

 村松有人打撃コーチも「痛そうでしたね」と心配そうな表情を浮かべた。「(あしたは)どれくらい痛みが引くか、じゃないですか。微妙は微妙だと思います」と見通しを明かした。

(竹村岳 / Gaku Takemura)