上沢直之が背負う重圧「感じるものはある」 明かしたマイナー生活…鷹キャンプとの違い

上沢が示した覚悟「3月に近づくにつれて色々感じるものはある」
「当然、色々かかるプレッシャーはある」。普段と同じ静かな口調に覚悟が滲んでいた。上沢直之投手は今季からホークスに加入し、キャンプをA組で終えた。「今ある課題を1つ1つ潰していって、チームに貢献ができたらなと思います」。そう意気込んだ。
キャンプ中、全体練習を終えると室内練習場にこもった。ネットスローや、傾斜を使ったシャドーピッチング、キャッチボールなど、自主練習に没頭。練習が終われば、バスに乗るまでの時間はサインペンをひたすら走らせた。「特別、今回変わったことをしているわけではない」としつつも、ファンの数で自らの注目度も感じていた。
昨季は1年間米国でプレーし、ホークスの選手として迎えた初の春季キャンプ。「色々、自分で練習させてもらいました。全体練習が午後までやっているのかなってイメージだったんですけど、そんなことなかったですね」と印象を語る。米国のスプリングトレーニングでも全体練習というものはほとんどない。自ら考え練習する時間が多い点においては、ホークスのキャンプと近いようにも見えるが、上沢は違った環境だと話す。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)