西武移籍が決まっても「福岡が好き」 仲田慶介からファンへ…大切に残している“手紙”

ソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】
ソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】

西武と育成選手契約…ホークスで学んだ「練習やりすぎ注意」

 ソフトバンクから戦力外通告を受けた仲田慶介内野手が24日、西武と育成選手契約を結んだことが発表されました。新天地が決まり、鷹フルの単独インタビューで明かしたのは、ファンへの感謝の気持ち。「励みになっていたので、すごく感謝しています」。今でも大事に持っているのは、ファンからの手紙でした。

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 地元出身ということもあって、本当にたくさんの方に応援していただいたなと感じています。球場などでいただく差し入れや手紙は全部、大事に取っています。そういう1つ1つがすごく励みになっていたので、感謝しています。応援してくれる人たちのためにも活躍したい――。その思いがモチベーションになっていました。

 ホークスで過ごした3年間。一番学んだことは、“練習やりすぎ注意”ということでした。毎日試合があるので、オーバーワークには注意していこうと思います。これまで練習の量はけっこうやってきた自信があるので、西武に行ってもしっかりと考えながら過ごしていきたいなと思います。

 子どもの頃からずっとホークスに憧れていて、そのユニホームを着てグラウンドに立つことができました。本拠地で初ヒットを打てたことも嬉しかったです。ドームで活躍したいとずっと思ってやってきて、3年間毎日必死でやっていました。だからその気持ちでもう1度、ホークスの育成になるのは気持ち的にも考えられなかったです。

 だけど僕はやっぱり福岡が好きだし、ずっといたいと思っていたので、そこがすごくショックというか。福岡をまだ出たことがないですし、ずっと地元でやりたいって思っていた。そこの気持ちが……。そこのショックは大きいです。

 同級生の正木(智也外野手)と川村(友斗外野手)にも感謝しています。野球のこともそうですし、プライベートでもいろいろな話ができる仲です。遠征でも一緒に行動することが多かったので。寂しいですけど、また1軍のグラウンドで一緒にプレーできたらなと思います。

 まだその時になってみないとわからないですけど、ホークスと戦うシチュエーションになれば特別な気持ちになると思います。やっぱり僕はずっとPayPayドームで、ホークスのユニホームを着て、もっともっと活躍したいという思いがあったので。

 ライオンズに行っても、変わらずに応援してもらえたら嬉しいですし、ライオンズで活躍しているところを見てもらえたらなと思っています。本当に感謝しています。ありがとうございました。

(飯田航平 / Kohei Iida)