ソフトバンクは15日、本拠地みずほPayPayドームでの阪神戦に6-2で勝ち、交流戦首位に立った。初回に近藤健介外野手の9号3ランで先制すると、5回には笹川吉康外野手がプロ初本塁打となるソロが飛び出してリードを広げた。先発の東浜巨投手は6回1失点の好投で3勝目。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
――5回には笹川選手がプロ初本塁打。
「そうですね、皆さんが柳田2世みたいなことばっかり言って、また明日もそういう記事になるんでしょうけど、でも、ポテンシャル、持ってる素材は本当にいいものを持っていますね」
――廣瀨選手も含めて若鷹の活躍が光る。
「それは主力がしっかりしているからこそ、彼らが伸び伸びできるので。彼らを中軸に置いたら活躍できるかって言ったら、できるわけないんで。それはもう、もちろんその打線の中で、楽なところでプレッシャーが少ない中でできている。ただ、結果を残すには技術がいるんで。技術が上がってきてるっていう証拠だと思います」
――先発の東浜投手は6回1失点という内容。
「もう1イニングと思ったんですけど、6回の点の取られ方と、少し球(の力)が落ちたかなという判断で、今日は後ろは勝ちパターンのピッチャーはいなかったんですけど、違う継投でいきました」
――楽天が敗れて、交流戦優勝の可能性もある。
「どうなったら優勝か知らないんで、よくわからないんですけど、他力だとは思ってたんですけどね。あとからちょっとコーチ陣に聞いておきます」
――交流戦最終戦に向けて。
「明日は才木なんで、もっと点を取れない展開だというふうに思いますんで。こっちのピッチャーは石川で、いろんなところを任せているピッチャーなんですけども、明日は先発として良い働きを期待しています」
――主力と若手が活躍した理想的な試合展開だった。
「吉康の一発は大きかったですよ、展開的にはね。あそこにあれだけの特大ホームランを打てる能力、もちろんどういうバッターかわからないんで、っていうところですけど、ただやっぱりあそこまで飛ばせる能力があるっていうのは魅力ですよね」
――柳田選手を彷彿させるスイング。
「本当にずっとは(1軍に)置いておかないんですけど、置いておきたくなる感じはしますよね。置いておきませんけど(笑い)」
――昨日、今日と2試合続けてスタメン。勢いに期待した?
「いや、そういうわけじゃないです。打てなくても今日はスタメンでした。経験値を上げるというところですね」
――スイングスピードや打球速度は進化している?
「トップクラスじゃないですか、今でも。ホークスのトップ、トップではないと思いますけど、山川がいるんで。山川、柳田のあとくらいじゃないですか。同じぐらいじゃないですか。今日のセカンドゴロとかも多分、今日のホームランも。そのぐらいの能力はありますよね」
――近藤選手は怪我してから初の本塁打。
「そうですね、本当はまだ手は全然、完全じゃないんでしょうけど、まだフリー(打撃)は片方しかしていないんですけど、振っている感じでいくと、日に日に強く振れてるようになってる感じはしていたんでね。初回は山川の凡退の後だっただけに、やっぱり大きかったですね。最低でも1点を取れる感じのところでゼロで終わるのと、そこで3点入ったんでね。本当に今日はそこで有利に進められました」
――2、3番の働きが先制点に繋がった。
「あとやっぱり(周東)佑京が出ると、やっぱり点が入るなという感じがしますね」
――周東選手は途中交代。
「そうですね、年間を通してちょっと考えているんで。2イニング休ませたからどうかっていう問題もあるんですけど、初めて5連戦、出続けているんで。その辺はケアしながらやっています」