モイネロに126球を投げさせた首脳陣の“意図” 首位独走にとどまらない「末恐ろしさ」

ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真:竹村岳】
ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真:竹村岳】

先発転向1年目のモイネロに見える謙虚さ「先発投手としては初心者なんだ」

 実績ある外国人投手でも特別扱いはしない――。首脳陣の揺るがぬ方針が表れた126球だった。17日の西武戦(みずほPayPayドーム)に先発したリバン・モイネロ投手は、7回1失点の力投で今季2勝目を挙げた。投球数はチームの投手陣で今季最多となる126球。6回を終えて5点リードと、展開的には交代してもいい状況だったにもかかわらず、続投した背景には首脳陣の「先を見据えた視点」があった。

 6回を投げ終えた時点で球数は99球に達していた。スコアは5-0。「お役御免」の降板も考えられた中で、7回のマウンドにも上がった。1死から古賀に左中間テラス席へのソロを浴びると、続く佐藤龍には四球を与えた。この時点で球数は114球。タイムがかかり、マウンドに向かった倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)から掛けられた言葉を左腕は振り返った。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)