バントミスに「正直終わった」 川村友斗の育成時代…小久保監督に告げられた「明日から3軍」

  • 記者:竹村岳
    2024.05.09
  • 1軍
ソフトバンク・川村友斗【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・川村友斗【写真:荒川祐史】

7日に犠打を失敗してゲッツー…8日は成功させて「決まってよかった」

「川村、明日から3軍」

 夢を前にして宣告された、忘れられない言葉だ。ソフトバンクは8日、日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に3-1で勝利し、同一カード3連勝を飾った。この結果に誰よりも安心していたのが、川村友斗外野手だった。バントには、忘れてはいけない苦い経験がある。絶対に決めると臨んだ打席で失敗し、3軍行きを通告されたのだ。

 同点の4回に三森大貴内野手が勝ち越し打。6回には栗原陵矢内野手の犠飛で2点差として、迎えた7回だった。先頭の三森が中前打で出塁すると、川村が打席へ。2ボールからの3球目を転がして犠打を決めた。得点には至らずとも「今日は決まってよかったです」と胸をなで下ろしたのは、前日にバントミスをしてしまったから。

 7日の同戦、9回1死一塁でも犠打を試みた。バットの先に当たった打球は捕手の目の前に転がり、すぐさま二塁に転送。一塁もアウトになる併殺打で、サヨナラのチャンスを作り出すことができなかった。結果的にチームは勝ったものの、延長12回無死二塁には代打を送られて交代となった。脳裏によぎったのは、2023年6月の出来事。バントをミスして、2軍監督だった小久保監督に3軍降格を告げられた日だ。

ソフトバンク・川村友斗(奥)と本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ【写真:長濱幸治】
ソフトバンク・川村友斗(奥)と本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ【写真:長濱幸治】

(竹村岳 / Gaku Takemura)