石川柊太が抱く不安と葛藤「壊れるかもしれない…」 6年前に払った代償

  • 記者:長濱幸治
    2024.05.02
  • 1軍
ソフトバンク・石川柊太【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・石川柊太【写真:荒川祐史】

ここまで登板5試合で防御率1.38の石川 次回は8日の日本ハム戦で先発予定

「体が壊れるかもしれないという怖さはありますよ」

 石川柊太投手が口にしたのは、好調の裏に潜む不安の存在だった。今季は開幕直後にチーム事情で中継ぎに回り、ここまで5試合の登板で1勝負けなし、防御率1.38をマーク。2020年には11勝、勝率.786で投手2冠に輝き、昨季は無安打無得点を達成するなど実績を残してきた右腕だが、2018年オフに右ひじを故障して以降は、常に葛藤を抱えながらの投球だった。

 1日の楽天戦(みずほPayPayドーム福岡)。2番手で3イニングを無失点に抑えた石川の投球は、かつての「圧倒感」を思い起こさせるものだった。3点を追う5回にマウンドに上がると、先頭の浅村は真っすぐ3球勝負で空振り三振。続く島内、阿部はそれぞれ2球で凡打に打ち取った。全7球はすべて直球。わずか2分で楽天の攻撃を終わらせた。このピッチングが劣勢だった試合の「ターニングポイント」になった。

ソフトバンク・石川柊太【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・石川柊太【写真:荒川祐史】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)