11安打8四球の投手陣…「だからこういう点数に」 松山2軍監督コメント全文

ソフトバンク・松山秀明2軍監督【写真:飯田航平】
ソフトバンク・松山秀明2軍監督【写真:飯田航平】

13安打も打線が繋がらず3得点「ちょっともったいない」

 ソフトバンクの2軍は26日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦に3-8で敗れた。先発した笠谷俊介投手が5回7安打4失点。2番手のマイロン・フェリックス投手も2回3安打4四球で3点を失った。打線は「6番・一塁」で出場したリチャード内野手が、2回に右中間へソロ本塁打。廣瀬隆太内野手、柳町達外野手も3安打を放ったが、得点には結びつかなかった。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。

――13安打を放ったが、3得点のみ。
「ランナーを置いて、ここっていう時にヒットを打つって、相手も必死に抑えてくる中では難しいけど、そこで結局打てないと。そこで打てば、その選手の評価もすごい上がるし、それが打点に結びつくし、勝負強い選手になれるかなれないかっていうのは必要な要素ではあるんですけどね」

――16残塁だった。
「あ、16残塁? そういうこともあるでしょうが、でも、ちょっともったいないですよね」

――廣瀬選手が初めての猛打賞。
「そうですね。今日のヒットは反対方向に打っているので、それをよく考えていかないと。強引に打ってる時って、彼もヒットは結局は少ないし。相手と勝負するものなので、相手も気分よく振らせてはくれないので。打つ方も向こうの攻めてくることの方に寄っていくしかないので、それをうまく今日は反対方向にヒットを打っていった。そういうバッティングをしていければ、打率は上がってくるとは思います」

――柳町選手も反対方向へのヒットを打っていた。
「これは本当に野球の基本で、1軍で3割打つバッターって7割ぐらいは反対方向にヒットを当然打つし、引っ張るだけでは2割5分ぐらい。打ってもそれぐらいしか打てないので、野球って本当にそうなってるんですよね。やっぱりアウトコースにボールを投げることの方が多いので、それをしっかり仕留めてヒットにできる技術は必要ですよね」

――リチャード選手は右中間への本塁打。
「あのホームランは本当によかったと思いますね。強引に打つんじゃなくて。彼の力ならどこでもホームランになるとは思うんで、あんまり強引に打たなくても、センター中心に打っていけばいいと思います」

――リチャード選手のバッティングについてコーチと話す場面もあった。
「彼もいろんなことを考えながら、今年はちょっと成績が上がってこないので、フォームであったり、タイミングであったり、いろんなことに取り組んでいるんですけどね。1本は出るんですけど、続かないので、どうしても自信にならないんですよね。あとの(打席の)内容がどうしても……。相手も厳しく責めるんですけどね、リチャードに関しては」

――大城投手の投球について。
「良かったですね。今日のピッチャーの中では安定していたというか。このピッチングを続けていけば、だんだんチャンスも増えてくるだろうし、今の調子を続けてほしいですね」

――11安打されたが、四死球8の方が目立つ試合だった。
「ね。だからこういう点数になってしまうというか、やはりフォアボールを出すっていうのは、ヒットと一緒なんで。逆にヒットよりもダメージが大きいというか。そういう意味で、打たれるのはいいんですけど、仕方がないというか。やっぱりフォアボールは良くないね。それは防いでいかないと。ストライクゾーンで勝負してほしい」

(飯田航平 / Kohei Iida)