ソフトバンクの2軍は19日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの広島戦に1-2で敗れた。3回に佐藤直樹外野手の適時打で先制したが、4、5回に失点し、勝ち越しを許した。先発の和田毅投手は3回まで無失点だったが、4回に左足親指のマメが破れた影響で途中降板した。試合後の松山秀明2軍監督の一問一答は以下の通り。
――状態としては軽症。
「ただただマメがちょっとめくれただけなので、全然問題はないです」
――降板した直前に打球が当たった?
「打球は全然当たってないですよ。ほんとにマメだけなんで、ちょっとホッとしてます」
――大事をとった。
「そうですね。無理する必要もなかったので。僕も一瞬打球当たったのかなと思いましたけど、全然それは問題なかったので。全然当たってないですね」
――何イニング投げる予定だった?
「今日は100球前後投げる予定だったので。ただ、ほんとに足のマメがもう完全にめくれてしまったので。それもちょっとあまり良くないですし、そこからバイ菌が入っても良くないので。とりあえずそこで終わりました」
――4回より前に前兆があった?
「それはなかったと思うんですよね。強く蹴れるようになったんでしょうね」
――足の状態が回復すれば、また2軍で投げる。
「そこの所の詳しいところはちょっと今の段階ではまだ答えられないですけど、足のマメだけなので、特に問題はないと思うんですけどね」
――経過を見ながらになる。
「そうですね。本当にもう傷なんでね。肩とか肘とか指がとかいう問題じゃないので。皮がくっつけば全然問題ないと思います」
――三森選手は相当早い実戦復帰。
「もともと彼は痛みに強い選手で、そういう部分では早く戻りたい思いも強いでしょうし。状態的なところ次第ですが、早く復帰できればいいですけどね」
――打つ方は大丈夫。
「それは大丈夫。怪我の影響は本当に大丈夫です。あとは送球だけですね。ほぼ痛みは消えてきてるので、もうあと1割、2割っていうレベルの話なので。あとは試合に出て、打撃の状態を上げていくっていう形ですね」
――自分から復帰を直訴してきた?
「いや、見た感じもう普通にできそうでしょ? 僕もずっと見てきたけど、彼は全然できますよ。もうなんかそういう感じですよね。強いというか、そこまで我慢している感じでもないと思います。あとは調子を上げるというか、治ったからといって、休んでる期間があったので、バッティングの状態とかはこれから上げていかないと。打席に立ったからオッケーではないので」
――正木選手が今日は4番で出場。
「今日はちょっと寂しいクリーンアップだったのでね。最後に1本出ましたけど、やっぱりクリーンアップがチャンスでヒットを打てっていうことじゃないですけど。やっぱりいい仕事を、最低限の仕事をできるようになってほしいですね」
――1軍では2打席しかチャンスはなかった。その間で状態は落ちた?
「正直、今日1日見て、落ちたとか落ちてないとか、そこまで僕らも把握できないですけど、今日の試合を見ると、ちょっと試合勘が落ちているのは事実なので。それを早く取り戻して、最後のヒットが明日に繋がってくれればいいですけどね」
――野村勇選手の昇格は1軍からの要請だった?2軍からの推薦?
「タイミング的に、1軍の求めてるものとこちらの推薦できる選手とが上手く一致したというか、ちょうどお互いに『勇』っていう状態だったので」
――柳町選手の途中出場が多いのは?
「そうですね、ちょっと今、彼のコンディショニング的なところでも、100ではないので。ちょっと疲れ気味なところもあって。正木も戻ってきたので、そういう意味では上手くみんなのコンディショニングを良くしながら、バランス良くね。何かがダメなんで外してるわけではないんです」
――火曜日は全体練習から外れていたのもそれが理由。
「そうですね。コンディショニングを上げるために。そういう意味では、野村大樹も今日は最初から出せていないですし、野手の層も厚くなってきているので。みんながみんな毎日出るっていう感じではなくなってきている」
――明日は前田悠投手のデビュー戦。
「もうほんとに楽しみにしてます。僕が楽しみにしてます。多分(甲子園みたいに)5万人入ってないから寂しいんじゃないかな(笑)。多分彼はそういうタイプでしょ。やっぱりたくさんの人に見られて、力が出るタイプじゃないんですかね。そんな気がしますけどね」
――どんなピッチングを期待する。
「まだ見たことがないので、どういうピッチングをするのか、興味はほんとにあります。ピッチングとかシート(打撃)も見れてないので。初めて明日見るという状態なので。だから、彼がどういうピッチングをするのか、どういうマウンド姿を見せてくれるのか、バッターに向かってどういう風に向かっていくのかっていうところは、僕自身も本当に興味があります」