尾形は「明らかに1軍レベル」 新人投手の特徴も分析…小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小林靖】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小林靖】

立ち位置で変わる結果と評価「与えられてる立場が違う」

 ソフトバンクの小久保裕紀監督が20日、取材に応じ、週末から始まる対外試合の方針を明かした。宮崎市の生目の杜運動公園で行われている春季キャンプは第5クールに突入し、いよいよ終盤に。恒例のランチ特打では栗原陵矢内野手が柵越えを連発して状態の良さをアピールしていた。練習後の小久保監督の一問一答は以下の通り。

――第5クールは6日間と長い。
「明日、明後日は雨やからね。でも、疲れのピークは抜けたって選手が言ってたから。大体このクールは(疲れが)抜けてくるんだけど、まあ雨なんでね」

――対外試合も入ってくる。
「週末から試合が4試合こっちである。どの並びというか、どういう風にスタメンを組むか、コーチとミーティングをしようかなと思ってます」

――紅白戦に関してはコーチに一任していた。
「一任と言っても、上(スタンド)から電話で指示していました」

――オーダーは監督が指示する。
「オーダーはバッティングコーチに決めさせますけど、どの試合に誰を出して、何イニング(出場させる)とかっていうシミュレーションは、こっちにいる間はある程度していた方がいいかなと思って。それを今日します」

――栗原選手の打撃をどう感じた?
「見ていない。今日は違う仕事で忙しくて、グラウンドにほとんどいなかった」

――紅白戦でも安打を放っていた。
「手の状態がどうか、ちょっとわからないんですけど、もう痛みが取れてきていればいいですね。そこが不安なまま(プレーを)するのは可哀想なんでね」

――栗原選手はサードでの起用を考えている?
「そうだね、はい」

――A組で練習させた新人投手はB組に戻る?
「一旦戻りますよ。でも、また多分投げにくるんじゃないですかね」

――新人投手をどう見ている?
「持ち味が全然違うんでね。今日来た2人(岩井俊介、村田賢一)も、1人(村田)はコントロールで動かしながら打ち取るタイプと、もう1人(岩井)はもうどちらかっていうとパワーピッチング系なんで。岩井は多分、最初は中継ぎで行くようになるんじゃないですかね」

――尾形崇斗投手が好投した。
「だいぶ自信を掴んでいるんで、そのまま勘違いで行ってくれたらいいです。そのぐらいがいいです(笑い)」

――尾形投手への期待は大きい?
「もちろんそうやし、この間1試合しか見てないですけど、明らかに1軍レベルの実力はあるなという感じはしますので。そのまま行ってほしいです」

――対外試合からサインも出していく?
「はい、次はもちろんベンチに入るんで、サインを出しますよ」

――主力も試合に出る?
「全試合出すかどうかは別にして、基本は出します」

――対外試合で選手に求めるものは。
「与えられている立場が違うので、その立場、立場で、しっかり結果を残さないといけない人は結果にこだわらないといけないでしょうし、そうじゃない人は開幕に向けて調整してくれればいいです」

――野村勇選手の具体的な故障の状況は聞いている?
「聞いていますよ、もちろん」

――復帰はまだ未定。
「そうですね。しばらくは多分、安静でしょうから。開幕には間に合わないっていうことではないとは思うんですけど。でも最初は動けないんでね、立ち上がりまではしばらく時間はかかるでしょうね」

(鷹フル編集部)