「央にはいてほしい」人的補償に“本音”…全てを察した不在着信 板東湧梧から甲斐野への感謝

  • 記者:竹村岳
    2024.01.16
  • 1軍
西武に移籍した甲斐野央(左)とソフトバンク・板東湧梧【写真:本人提供】
西武に移籍した甲斐野央(左)とソフトバンク・板東湧梧【写真:本人提供】

甲斐野央の人的補償での移籍…板東湧梧は2018年ドラフトの同期入団

 促されて、ポケットの中のスマートフォンを見た。緑色の通知が1件。不在着信だった。「まさか……」。言葉を失う。甲斐野央投手の移籍について、板東湧梧投手は「まずはビックリしたのと、一番は寂しい気持ちです」と胸中を語った。偽りのないリスペクトと感謝の言葉。甲斐野の存在を「憧れ」とも表現した。人的補償を知った時の具体的なシチュエーションとは――。

 昨年12月19日、球団から山川穂高内野手の獲得が発表された。西武から国内FA権を行使しての移籍。山川の年俸はAランクと見られ、人的補償が発生した。獲得の発表から23日が経った1月11日、甲斐野が指名されたことが発表。「ドラフト1位で獲ってもらったものの、期待に沿えるような活躍はできなかったと思いますが、チームメート、監督、コーチ、スタッフ、フロントの皆さんには温かく見守ってもらい感謝しています」と、甲斐野らしいコメントを残していた。

 2018年ドラフト1位で東洋大から入団。甲斐野は1996年生まれ。同級生同士の横の繋がりは非常に強く、同級生会もよく行われていることを耳にするが、同期入団の選手たちも関係性は深い。板東は2018年ドラフト4位でJR東日本から入団。1年目の2019年、自身はは同期の投手の中で唯一、1軍登板がなかった。一方で甲斐野は65試合に登板。1歳年下の甲斐野の姿を、どのように見守っていたのか。

ソフトバンク・板東湧梧【写真:竹村岳】
ソフトバンク・板東湧梧【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)