戦力外に「後悔一切ない」 重田倫明の第2の人生…広報転身を予言した3人の“イジり”

  • 記者:竹村岳
    2024.01.06
  • 1軍
ソフトバンク・重田倫明広報【写真:竹村岳】
ソフトバンク・重田倫明広報【写真:竹村岳】

2023年10月28日に戦力外通告を受け「一番ワクワクする方向へ」

 誰もがいつか、ユニホームを脱ぐ時が来る。地位も名誉も手にしたスター選手だろうと、花を咲かせることができなかった選手だろうと、それは同じだ。ソフトバンクの重田倫明広報はこのオフに球団から戦力外通告を受けて現役を引退した。新しい進路として選択したのが、広報だ。メディアと球団の間に立ち、露出をコントロールするのが主な仕事で、ファームを請け負うことになる。第2の人生を決めた背景には、尊敬する3人からの愛ある“イジり”があった。

 千葉県八千代市出身。千葉英和高時代にもプロ志望届を提出したが指名はされず、国士舘大に進学した。2018年育成3位でホークスに入団すると、1年目の2019年からウエスタン・リーグで2試合に登板。2022年には同リーグで44試合に登板するなど、常に支配下昇格の候補として挙げられていたが、5年目を終えたところでユニホームを脱ぐ決断をした。

 戦力外通告を受けた昨年10月28日、PayPayドームを訪れた。今後について「自分が一番ワクワクする方向に行けたらいいなと思います。惹かれた方に行きたいです」と語り、現役の続行をはじめ、さまざまな選択肢を踏まえつつ進路を考えていた。球団から広報としての入団が発表されたのが12月22日。どのような心境の変化があり、広報という次なる人生を選ぶことになったのか。真意と背景を明かした。

現役時代の重田倫明氏【写真:竹村岳】
現役時代の重田倫明氏【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)