スカウト1年目は悪戦苦闘の日々「大変でした…」 古澤勝吾氏が語る“激動の業務”

  • 記者:福谷佑介
    2023.11.15
  • 1軍
ソフトバンクに2位指名された岩井俊介(左)と古澤勝吾アマスカウト【写真:福谷佑介】
ソフトバンクに2位指名された岩井俊介(左)と古澤勝吾アマスカウト【写真:福谷佑介】

選手を視察するだけで終わらないスカウトたちの1日

 10月26日に都内のホテルで開催されたドラフト会議で、ソフトバンクが2位で指名したのが名城大の岩井俊介投手だ。最速156キロのストレートに加え、変化の大きなスラーブ、独特の軌道を描くスプリットを武器にする右腕。この岩井を高く評価し、指名を強く推した存在が、今年からスカウトに転身した古澤勝吾アマスカウトだった。

 九州国際大付高から2014年のドラフト3位でホークスに入団した古澤スカウト。1軍出場のないまま、2018年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約を結んだ。2020年オフに2度目の戦力外を受けると、2021年から球団の野球振興部のスタッフとして働き、今年1月にアマチュアスカウトになった。

 東海地方と滋賀県、福井県の担当となり、これまで縁のなかった愛知県名古屋市に住まうことになった。「東海地方っていう知らない地域だったので、どの学校が強いのか、とか情報を知らないのでそこが大変でした。福岡とか九州であれば、ある程度、どのあたりを見ておいたらいいな、とか分かるんですけど……」。未知の地だけに、まずは情報収集と下調べから、スカウト業はスタート。初めて出向いたのは、オリックスに3位で指名された東松快征投手のいる享栄高だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)