「自分よりいいアンダースローはいない」 苦境でも失わなかった自信…高橋礼が信じ続けたもの

  • 記者:竹村岳
    2023.11.06
  • 1軍
ソフトバンク・高橋礼【写真:竹村岳】
ソフトバンク・高橋礼【写真:竹村岳】

泉圭輔とともにトレードで巨人に移籍「すごくプラスなことだと捉えて」

 ソフトバンクは6日、高橋礼投手と泉圭輔投手が交換トレードで巨人に移籍することを発表した。巨人からはアダム・ウォーカー外野手が加入する。高橋礼は移籍について「すごくプラスなことだと捉えて、いろんな可能性を感じています」と、何かを決意したような表情で受け止めていた。どれだけ苦境だとしても、信じ続けた自分の可能性。「自分よりいいアンダースローは日本にいないと思っている」――。

 今季は開幕ローテーションを掴んだものの、5試合登板に終わった。0勝2敗、防御率は10.80。「ここ3年間は、結果が出ずに貢献できていなかった」と、悔いを語る。新天地は生まれ育った関東の球団となり、心機一転を図る。「伝統のあるチーム。ルールとかもキッチリしている」と巨人の印象を語った。ホークスの6年間で得たものは、必ず2024年以降も生きていく。

 2021年は11試合、2022年は4試合の登板に終わった。2020年の春に痛めた左太ももにはじまり、相次いだ怪我の影響でフォームは少しずつ狂っていった。「全部は左のハムから始まりましたね」。唯一無二の変則的なフォームは、繊細な感覚が求められるだけに、微妙な変化でもボールに大きな影響を与えてしまう。「フォームを崩して、スピードが出なくなった」ともどかしい日々は続いた。

挨拶のためスーツ姿で球場を訪れたソフトバンク・高橋礼(左)と泉圭輔【写真:米多祐樹】
挨拶のためスーツ姿で球場を訪れたソフトバンク・高橋礼(左)と泉圭輔【写真:米多祐樹】

(竹村岳 / Gaku Takemura)