鷹ドラ1前田悠伍は「良い顔している」 凛々しい表情…球団幹部も惚れ惚れ「人気出る」

ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長(左)と1位指名を受けた大阪桐蔭・前田悠伍【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長(左)と1位指名を受けた大阪桐蔭・前田悠伍【写真:福谷佑介】

永井智浩編成育成本部長らが指名挨拶「1年目から1軍で投げる実力はある」

 ソフトバンクは27日、ドラフト1位で指名した大阪桐蔭高・前田悠伍投手に指名挨拶を行った。永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長、福山龍太郎アマスカウトチーフ、担当の稲嶺誉スカウトが同校を訪れた。高校生ナンバーワン投手と対面した永井本部長は「近くで見て、良い顔しているな、人気出るだろうなと思いました」と期待を寄せた。

 野球日本代表「侍ジャパン」高校代表のエースとして世界一にも導いた前田。世代ナンバーワン投手の呼び声も高く、26日のドラフト1位で3球団競合の末に引き当てた。高校生ながら、球団としては、ルーキーイヤーから1軍に食い込んでくる可能性を期待しており、永井本部長は「1年目から1軍で投げる実力はあるんじゃないかなと思ってますので、しっかり体作りと並行して育成の計画をしっかり立てて、育てていければなというふうに考えています」と語る。

 ソフトバンクの高卒ルーキーといえば、2011年のドラフト1位で宮崎日大高から入団し、1年目の7月にデビューを果たして、いきなり8勝をマークした武田翔太投手が思い浮かぶ。永井本部長も「(武田投手に匹敵するものが)あると思います。それ以上行く可能性もあるんじゃないかな、とも思います」と、“武田超え”の可能性も感じていた。

 ドラフトから一夜明け、挨拶を受けた前田は「昨日指名していただいてホッとした気持ちがあったんですけど、1日経って、実感が湧いてきた気がします。学校に来てからもみんなにおめでとう、と言ってもらえたので本当に嬉しかったです」と、改めて喜びを口にしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)