現役ドラフト1年で…2度目の戦力外「悔しい」 古川、現役続行へ「真っ直ぐ見て」

戦力外通告を受けたソフトバンク・古川侑利【写真:荒川祐史】
戦力外通告を受けたソフトバンク・古川侑利【写真:荒川祐史】

4球団目、無念の戦力外も…球速アップした直球で勝負したいと古川侑利

 ソフトバンクから来季の支配下契約を結ばない旨を通告された古川侑利投手が23日、福岡PayPayドームで報道陣の取材に応じた。「もちろん、現役続行でやっていきたい。体は元気」と新天地での活躍に意欲を示した。

 古川は2013年のドラフト4位で楽天に入団し、巨人、日本ハムを経て、昨オフの現役ドラフトでソフトバンクに加入。今季は開幕1軍入りを果たしたものの、6月に登録抹消となり、1軍登板は9試合にとどまった。

「現役ドラフトで入って、この1年が勝負だと思っていたので、結果を残せなかったのは悔しい」と古川。巨人時代を含めて2度目の“戦力外”となったが、それでも、地元の佐賀に近い福岡での1年間は「すごく学ぶことが多かった。レベルの高い選手がたくさんいる中で、1人1人がすごく野球に対し、いろんなことを考えて取り組んでいる。コーチの話を聞いたり、レベルアップできるように日々取り組んできた」と収穫の多さを口にした。

 特に大きな収穫は、「真っ直ぐの平均スピードが上がった」こと。トレーニングはもちろん、体の使い方や感覚を見つめ直すことで上昇したといい、新天地に向けては「真っ直ぐを見てほしい」とアピール。「ここで学んだことが、野球人生の中でたくさんあった。次のステップに生かしていきたい」と前を向いていた。

(鷹フル編集部)