近藤健介が目標にしていた「5割」とは…柳田、周東らタイトル獲得3選手のコメント全文

ソフトバンク・周東佑京、柳田悠岐、近藤健介(左から)【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・周東佑京、柳田悠岐、近藤健介(左から)【写真:荒川祐史】

パ・リーグの全日程が終了 ソフトバンクのタイトルホルダー3人から喜びの声

 楽天-ロッテ戦(楽天モバイルパーク)が10日に行われ、5-0でロッテが勝利。パ・リーグの全日程が終了しました。ソフトバンクの野手からタイトルホルダーは3人。柳田悠岐外野手が163安打で3年ぶり2度目の最多安打。近藤健介外野手が26本塁打で本塁打王、87打点で打点王。打撃3部門では初のタイトルとなり、出塁率.431で最高出塁率にも輝きました。周東佑京内野手も36盗塁で3年ぶり2度目の盗塁王。3選手の喜びの声を、全文公開します。3つのタイトルに輝きながらも、近藤選手が「課題」だと語った部分とは?

・柳田悠岐外野手
――最多安打について。
「それも全試合出たというのが大きいと思うので。何か1つタイトルを取れればうれしいですし、うれしいですね」

――35歳のシーズンで試合に出続けられたこと。
「まさか35の年でタイトルとか取れると思っていなかったので。これからも頑張ろうと思います」

・近藤健介外野手
――本塁打王の可能性があるが?
「そうですね。まさか。ホームランも打点もまさかって感じです」

――本塁打というところで言うと、自分自身課題にされてたが?
「そうですね。長打力っていうところはホームランの数もそうですけど、シーズンを通して長打力5割ってのも目標にしていましたし、まあそこもついてきているので。そこは一番数字の中ではそこが一番、自分の課題でもありましたし。2年、3年を持ってやってきたことだったので。そこはまずはクリアできたというのは良かったなと思います」

――出塁率に関しては?
「そこ(を評価されて)で取ってもらって(ホークスに)来たと思ってます。(打率)3割、出塁率4割、そこは最低条件として、自分の中では必ずやらないといけないところだと思っていたので。そこはまあホッとしてるっていう感じですかね」

――打点で言えば、しっかりと稼いでからこその打点王だが?
「どうですかね。チャンスで、こう打点はチャンスで作ってくれて、回してもらってるっていうところが一番大きいと思いますし、そういう機会をくれているのは感謝したいなと思います」

――レギュラーシーズンの成績について。
「本当に目標として長打率5割っていうのはずっとやってきたので。まずはこう達成できて、ある程度、やったことがなかった、達成したことなかったので。感覚的にこういうものかっていうのは分かることができたシーズンになると思うので、こういうところをどんどん土台としてレベルアップできたらなと思ってます」

――逆に課題は?
「まあ三振じゃないですかね。やっぱり率を上げる分、三振もキャリアで一番してると思いますし、来年以降はそこも、やっぱりバットに当てた方がランナーも進みますし、ヒットの可能性も出てくるのでそういうところが今後の課題かなと思います」

――移籍して1年目にタイトルが取れたということは?
「それはもう嬉しく、結果としてついてきたんで、そこは嬉しく思いますし、本当怪我なく143試合に出て、そういうタイトルを掴めた。今まで(全試合は)出たことないですし、最高出塁率も少し休んでる期間もありましたし、過去は。やっぱそういう全部出た中でのタイトルはすごい嬉しいですね」

・周東佑京内野手
――3年ぶりの盗塁王となった。
「シーズン序盤スタメンで出してもらって、シーズン中盤は代走に回ることが多かったですけど、やっぱりいつでも走っていいと、と信頼してくれている首脳陣のおかげでもあると思いますし。あとは打ちたいところを待ってくれる後ろのバッターであったり、いろんな方々の協力がないと僕1人で盗塁王は取れないと思っているので。ありがたいなと思っています」

――36盗塁で、失敗は7。確率も高かった。
「いやぁ、失敗も多いので。やっぱり難しいなと思いますね。今シーズンは走ることに関しては、今まで通りいかないことが多かったと思います」

――盗塁の数に関しては。
「数に関しては自分が思ったより走れたなと思いましたし、30(盗塁)走れないと思っていたので、そこは良かったと思います」

(竹村岳 / Gaku Takemura)