終盤戦で増えつつある“悪癖”…バッテリーの苦悩 斉藤和巳コーチが受け止める「責任」

  • 記者:竹村岳
    2023.09.19
  • 1軍
ソフトバンク・斉藤和巳1軍投手コーチ【写真:竹村岳】
ソフトバンク・斉藤和巳1軍投手コーチ【写真:竹村岳】

小深田への5球目がサイン決まらず…甲斐拓也はタイムを取って又吉克樹のもとへ

 ソフトバンクは19日の楽天戦(楽天モバイル)に2-3で敗戦した。7回に敵失で勝ち越し点を奪うものの、その裏に又吉克樹投手が2点を失って2敗目を喫した。7回だけで3四球を与え、直近3試合では23四球。昨季からの課題がここにきて顔を出しつつある。投手陣の現状を、どう受け止めているのか、斉藤和巳投手コーチに迫った。そして、最後の最後まで諦めなかった、甲斐拓也捕手の姿勢とは。

 先発はカーター・スチュワート・ジュニア投手。2回に先制を許したが、打線は4回に柳町達外野手の適時打で同点とした。相手先発の則本との投げ合いは6回を終えて1-1のまま。堂々の内容で、試合は7回に突入した。四球と安打で2死一、三塁とすると、甲斐の打球を三塁の小深田が一塁に悪送球。待望の勝ち越し点が入り、ベンチは継投策に踏み切った。

 送り込んだのは、10試合連続無失点中の又吉。制球力が持ち味の32歳だが、先頭の辰己に四球を与える。鈴木大の犠打で二進され、打席には代打の安田。一ゴロにこそ抑えたが、カウントは3ボール1ストライクだった。2死三塁となり小深田にも四球を与え、村林に左越えの2点二塁打を浴びた。

 16日からの日本ハム戦(エスコンフィールド)では3試合で22四球。2戦目、3戦目にはそれぞれ9四球を与えた。昨季、リーグワーストだったチーム与四球「474」。春季キャンプから改善を図り、開幕以降も確実に数字に表れていた。月別で見れば3、4月の55四球(22試合)が最少で、7勝15敗だった7月(22試合)の74四球が最多。9月は16試合を終えて71四球だ。チーム成績に比例するように増える四球を、首脳陣はどう受け止めているのか。

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:竹村岳】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)