【連載・甲斐拓也】自身3度目のノーヒットノーラン達成 石川柊太と考えたプランと裏話

  • 記者:福谷佑介
    2023.09.09
  • 1軍
ノーヒットノーラン達成時のソフトバンク・石川柊太(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ノーヒットノーラン達成時のソフトバンク・石川柊太(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】

「リスクを怖がっていたら、一つ先に進めないような気がした」

 鷹フルがお届けする主力4選手による月イチ連載、甲斐拓也選手の「9月前編」です。今回のテーマは、8月18日の西武戦(PayPayドーム)で石川柊太投手と達成したノーヒットノーラン。千賀滉大投手(現メッツ)、東浜巨投手に続き、自身3度目となった快挙達成の裏話、捕手目線での思いを明かした。

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 史上88人目のノーヒットノーランは、マスクを被る甲斐にとって自身3度目の快挙達成の瞬間だった。2019年9月6日のロッテ戦での千賀滉大投手(現メッツ)、2022年5月11日の東浜巨投手に続く偉業。「僕が何かをしたわけではないですけど、そこに少しでも関われているっていうのは、やっぱりうれしいですね」。これまでの2度とはまた違う喜びがあった。

 この日まで石川は9試合連続で白星なし。5月19日の西武戦(PayPayドーム)で今季3勝目を挙げて以降、約3か月、勝ちから遠ざかっていた。自身の不振もあって、1軍登録抹消も味わった。マスクを被り、コンビを組んできた甲斐も責任を感じていた。なんとしても勝たせたい。その一心で迎えた一戦だった。

 ただ、石川の調子は決して良くなかった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)