「松田さん、慶三さん」への感謝 色褪せぬ“アタリメ声出し”…西田哲朗が明かす舞台裏

  • 記者:竹村岳
    2023.08.10
  • 1軍
ソフトバンク・西田哲朗広報【写真:竹村岳】
ソフトバンク・西田哲朗広報【写真:竹村岳】

西田哲朗広報、現役時代の一撃「“あたりめぇ”(当たり前)のことを…」

 自分の居場所を作ろうと、懸命に考えた末の“策”だった。2020年限りで現役を引退したソフトバンクの西田哲朗広報は、選手としてホークスで過ごしたのは3シーズンだったものの、今もファンに愛される存在。その理由の1つになっているのが、印象深い「声出し」だろう。多くの人の記憶に刻まれている「アタリメ声出し」。その舞台裏を、5年の時を経て語った。

 2017年オフに楽天からトレードで加入。「チームが変わって何かを変えたいって思っていたし、トレードは自分を変えられるチャンス」と、心境は“転校生”のようだった。すぐにチームに溶け込むため、ホークスの一員になるため、その手段が声出しだった。

 当時のチームリーダーは、松田宣浩内野手(現巨人)や、川島慶三内野手(現楽天2軍打撃コーチ)。声出しを担当した日にチームが勝てば、基本的に自分のターンが続く流れだった。“無茶振り”が飛んでくることも少なくなかったが、西田広報は「(加入)1年目からあれだけ馴染ませてもらったのは、やりやすい環境を作ってくれた先輩のおかげ。先輩方がああいう声出しをさせてくれた」。生え抜きではない自分が愛してもらえるきっかけを先輩たちが作ってくれたと、感謝に尽きない。

(竹村岳 / Gaku Takemura)