藤本監督が強調「“懲罰”じゃない」 サインミス直後に交代の野村大樹に言及…全コメント

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

牧原大成の状態は「本人とも電話で」…昇格のイメージについても言及

 ソフトバンクは21日、西武戦(PayPayドーム)を迎えた。先発は藤井皓哉投手で、隅田と投げ合う。試合前に取材に応じた藤本博史監督は、「左大腿二頭筋損傷」で登録抹消中の牧原大成内野手の昇格時期について言及した。また、20日の西武戦でサインミスがあった野村大樹内野手とも言葉を交わしたことを明かした。一問一答は以下の通り。

――相手先発は隅田。
「うちにはチェンジアップが多くなる。その辺の対処ですね。積極的にいってくれていいと思いますけどね。点を取らないと勝てないので」

――こちらは藤井投手が先発。
「登板は空いたけど、強い球は投げられているので。あとはスタミナだけなので。そこだけです」

――前回は100球を目処にと話していた。
「今日もそうですよ」

――前日の20日に栗原選手が3安打。
「あれをきっかけに上がってきてくれたらいいんじゃないですか」

――疲れもある中で復調してほしい。
「みんな疲れていますよ、野球選手は。まだ100試合あるんだから、もっと疲れます。疲れて野球ができなかったら野球選手じゃないでしょ?」

――栗原選手の状態に変化は見られましたか。
「練習では悪くないので。昨日も話しましたけど、自分でどんな感じ? って聞いて。練習で前で打ったら? って話もしたら、昨日は対応できていたので。それをきっかけに打ってくれたら打線のつながりも良くなっていくんじゃないかなと思います」

――疲れもある中でDHの起用も鍵を握る。
「それはトレーナーの報告がね。トレーナーが一番体を触っているので。誰が疲れているとか、一番わかっている。その辺はうまく回せているんじゃないかなと思います。ただ、守備をマイナスにしてまでDHに入れるのは難しいと思うので」

――牧原大選手の段階としては、いかがですか。
「昨日(タマスタ筑後でのウエスタン・リーグの広島戦)も3本打っていたけど、今日の報告を聞いたら足の張りが強いというので。なかなかそんな状態でね、再発されたら困るので。もうちょっと様子を見て。今日はもうDHで、2打席かな? 出てみて終わってからの状態を見る」

――報告を踏まえて考えていく。
「毎日報告を受けています。本人とも電話で話しているし、本人も、こっちにきたいのはヤマヤマやけど、無理をして再発したらチームに迷惑をかけることを考えているので。そこはしっかりと本人がいけるというところで。そんな時間がかからないと思いますよ。おそらくあと1週間くらいには帰ってくると思います」

――交流戦の前後のイメージですか。
「その前くらいに上がってくるんじゃない? できたら(27、28日の)ロッテ戦くらいに上がってきてくれたら。遅くて交流戦くらいやね。うまく行って、よ」

(監督自ら)
「昨日の野村(大)君は“懲罰”じゃないですからね。元々代える予定で、打席にいっただけですからね」(7回無死一塁でベンチはバントのサインを出したが、野村大選手はバスターで二ゴロ併殺打となった。8回の守備から交代となった)

――野村大選手とは話はしましたか。
「話しましたよ。技術の失敗は練習で取り返せるけど、サインミスとかはね。ああいう接戦でそういうことが出たらね。決して懲罰ではありませんから、お願いします」

(竹村岳 / Gaku Takemura)